道教委が公立高校配置計画決定　小樽と留萌に新設校設置　すべて計画案どおりに

（道・道教委 2015-09-02付）

　道教委は一日、公立高校配置計画（二十八～三十年度）を決定した。六月の計画案どおりの決定であり、三十年度配置計画では、小樽商業高校と小樽工業高校、留萌高校と留萌千望高校を再編整備し、それぞれ新設校を置く。道立高校七校と市立高校二校で計十学級の減も実施。うち、旭川工業の一学級減を自動車科とすることを新たに示した。

　道教委では、六月二日に計画案を公表し、七月後半には全道十九会場で二回目の地域別検討協議会を開催。地域の関係者から意見を聴取し、中卒者の進路動向に大きな変動が見込まれないことなどから計画案どおりの決定となった。

　二十八年度の配置計画では二十七年度に学級減を行った九校のうち、入学者選抜の結果や中卒者の動向などから砂川、森、広尾、標茶、根室西の五校を一学級の増とした。

　二十八年度の学級減は札幌白石、北広島西、小樽商業、白老東、函館商業、北見工業の六校。旭川凌雲と旭川東栄が再編統合して七学級の単位制の新設校を置く。小清水は募集停止し、奥尻は道から奥尻町に移管。長万部は二十八年度から新たに地域キャンパス校とし、センター校は八雲高となる。定時制では、函館工業と釧路工業が一学級ずつの減。

　二十九年度は札幌西陵、札幌白石、札幌厚別、北広島西、旭川北で一学級ずつの増。函館西、上磯が一学級ずつ減る。根室と根室西を再編統合して六学級の単位制新設校を設置。岩内高は単位制を導入し、共和、滝上、新得は募集停止となる。函館工業定時制の機械科と電気科は、電子機械科に学科再編する。

　三十年度の配置計画では、札幌南陵、札幌厚別、石狩南、旭川北、旭川工業、帯広三条、釧路江南で一学級ずつの減。市立滝川西でも一学級、市立函館で二学級の減となる。旭川工業の一学級減は自動車科とすることとした。

　このほか、小樽商業と小樽工業を再編整備し、四学級の新設校（学科検討中）を設置。留萌と留萌千望を再編整備し、普通科（単位制）四学級、電気・建築科一学級、情報ビジネス科一学級の新設校とする。

(道・道教委 2015-09-02付)