道高校商業クラブ研究発表大会開催　総合賞に千歳、旭川商業　生徒１０４人が日ごろの成果を

（関係団体 2015-09-07付）

道高校商業クラブ研究発表大会

道高校長協会商業部会などが主催する第五十一回道高等学校商業クラブ研究発表大会兼全国高等学校商業研究発表大会道予選会が八月二十八日、札幌観光ブライダル・製菓専門学校大通公園ホールで開催された＝写真＝。全道から十一校、百四人の生徒が集い、日ごろの研究成果を発表。審査の結果、千歳高校、旭川商業高校の二校が総合賞に輝いた。

　冒頭あいさつに立った逢見稔嗣大会長（道高校長協会商業部会長、札幌東商業高校長）は「商業、産業、経済、経営等にかかわる研究を発表し、交流を通してその活動を促進し、知識を深めることにより、将来の産業人としての資質を高めることが目的」と本大会の意義を語った。また「商業クラブの取組は課題解決に向けて、主体的、共同的に学ぶ学習であり、思考力、判断力を高め、主体的に行動できる資質や表現力、コミュニケーション能力を身に付けるため大変重要なもの」「教育界で大きく取り上げられているアクティブ・ラーニングの手本となるもの」と述べた。さらに「生徒の皆さんはこの大会に出場するため、長い時間をかけて調査研究を行い、発表のために何度も練習に励んできたことと思う。練習の成果を十分に発揮して思う存分発揮してほしい」と締めくくった。

　審査員の紹介に続いて発表に移り、各学校の商業クラブの生徒たちが感じたり、疑問に思ったこと。自分たちが住んでいる地域の活性化策などについて、日ごろの研究成果を力一杯発表した。

　審査の結果、千歳高校、旭川商業高校の二校が総合賞に輝き、十一月に青森県で開催される全国大会に出場する。　各校の研究発表課題はつぎのとおり。

▽千歳高＝Connect to・・・―総合賞

▽函館商業高＝Rediscovery ～函館の新たな魅力―発表部門賞

▽中標津高＝NCM3～原点回帰～―論理部門賞

▽旭川商業高＝Suggest～相対ビジネスを懸け橋に～―総合賞

▽札幌東商高＝Only We can do it―優秀賞

▽札幌国際情報高＝Tram Travel ～札幌の観光に新しい風を～―発表部門賞

▽岩内高＝深層水まつりから発信～海洋深層水をＰＲしよう―論理部門賞

▽利尻高＝利尻昆布と商品開発―論理部門賞

▽釧路商業高＝釧路、活性化の兆し～エゾ鹿のこれから―論理部門賞

▽北見商業高＝Chrysanthemum～華を永遠に―資料分析部門賞

▽滝川西高＝滝西愛―発表部門賞

(関係団体 2015-09-07付)