環境の変化理解し、活動活性化を 道青少年育成協会が27年度道青少年育成大会(関係団体 2015-09-08付)
道青少年育成大会開く
公益財団法人道青少年育成協会(佐々木亮子会長)は三日、札幌市内のかでる2・7で二十七年度北海道青少年育成大会を開催した=写真=。全道から四百人が参加。「少年の主張」や防犯に関する講演などを通して、青少年を取り巻く環境の変化について共通理解を図るとともに、青少年育成活動の活性化に向け、気持ちを新たにしていた。
全道の青少年育成関係者が一堂に会し、青少年を取り巻く諸問題についての認識を深めるとともに、各地区代表による「少年の主張」に耳を傾け、現代の青少年に対する理解を深めることによって、各地域における青少年育成活動の一層の推進を呼びかける大会。道などが共催した。
開会に当たり、佐々木会長があいさつ。「皆さんはこれまで、〝地域の子どもは地域で守り育てる〟という考えのもと、あいさつ運動をはじめ、非行防止の巡回パトロール、体験活動や居場所づくりなど、様々な活動に取り組んできた」とし、関係者の取組や役割の重要性が増していることを強調した。
大阪府で中学生二人が殺害された事件についてもふれ、「青少年をいかに守るかが課題。子どもを守り育むために地域で何をすべきかヒントをもち帰って」と呼びかけた。
次いで、あいさつに立った道環境生活部の宮川秀明部長は、道内の刑法犯として検挙された二千人のうち十四歳未満が三割を占めることを憂慮。「スマートフォンの普及により青少年がインターネットによる被害、トラブルに遭うこともある。家庭・学校・地域・関係機関が連携して子どもの健やかな成長を支えるべき」と訴えた。
引き続き、道内各地で青少年健全育成に顕著な功績があった十二人を「二十七年度北海道社会貢献賞」として表彰。児童の登下校時のパトロール、地域のイベントへの協力などこれまでの功績をたたえ、宮川部長が表彰状を手渡した。
また、道青少年基金事業顕彰として、地域社会の発展のために優れた活動をしている美幌町青年活動団体B―liveと、子ども会のジュニアリーダーや育成者として活動している水留酉介さんを表彰した。
このあと、道議会の遠藤連議長が祝辞を述べ、「情報通信技術の発展、人口減少、選挙権年齢の引き下げなど環境の変化に迅速に対応することが大切」と地域が一体となって青少年の健全育成を進めるよう求めた。
「少年の主張」全道大会では、道内十四地区の代表および札幌市の代表二人の計十六人が、社会に向けての意見、未来への希望など熱い思いを発表した。
午後からは、「子どもたちにとって安心・安全な地域をつくるために~私たちができること」と題して、東京未来大学子ども心理学部長である出口保行教授が講演。青少年の活動発表として、中学生が民謡を披露した。
(関係団体 2015-09-08付)
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