上川教育局　道中学校教育課程改善協議会開催　教育課程管理への意識を　学校力等向上に向け研鑚

（道・道教委 2015-09-10付）

上川局　道中学校教育課程改善協議会

　【旭川発】上川教育局は七日から二日間にわたって、旭川トーヨーホテルなどを会場に道中学校教育課程改善協議会を開催した＝写真＝。上川・宗谷・留萌・オホーツクの四管内から約百三十人が参加。全体会や部会別協議を通して、学習指導要領の趣旨を踏まえた教育課程編成・実施の改善・充実に努めたほか、学校力および授業力の向上に向けて研鑚を積んだ

　オリエンテーションのあと、留萌教育局義務教育指導班の工藤雅人主査が教育課程改善の手引きにおける総則を説明したほか、教育課程の適切な実施について、管理職が授業進度を把握するよう注意喚起した。

　加えて、教育課程において、子どもに身に付けさせるべき力が定着しているかの検証と、適正な授業時数の確保を行うよう要請。教職員一人ひとりが意識して教育課程を管理する体制整備を求めた。

　このほか、学習指導要領における道徳の一部改正および先行実施に向けて、各学校で道徳教育の改善・充実を図るよう強調。その上で、校内体制の整備や指導方法を工夫する大切さを説いた。

　つぎに、道教委義務教育課学力向上推進グループの川野靖幸指導主事が本年度の全国学力・学習状況調査結果について解説した。

　うち、学習時間の少なさが宿題の量の少なさと関連があるとされていることから、宿題の工夫・改善を求めた。また、今回の結果を各学校においてチームで分析し、検証改善サイクルを確立するよう促した。

　続いて、義務教育課義務教育グループの堀田裕之指導主事が学校力向上に関する総合実践事業の成果等について紹介。各学校で実践校の取組を学校改善の参考とするよう呼びかけた。

　二日目は、上川合同庁舎を会場に部会別協議を行い、教育課程の適切な編成・実施、各教科等における授業改善について協議した。

(道・道教委 2015-09-10付)