校務支援システム改善へ道教委　２つの方向性を比較検証　検討委で報告書案を協議

（道・道教委 2015-10-27付）

校務支援システム改善検討委員会

　道教委設置の校務支援システム改善検討委員会（山田義弘委員長）は二十二日、道庁別館で第三回検討委員会を開き、報告書案について協議した＝写真＝。報告書案は、現行システムを改修する場合と民間システムを活用する場合の二つの方向性について比較・検証したもの。検討委では、今回の検討内容をもとに報告書を取りまとめ、全道立高校に配布する。また、道教委は、報告書を踏まえて、今後の校務支援システムの在り方を検討する。

　検討委は、高校における校務支援システムの改善・充実を図るため、現行の校務支援システムの成果や課題を整理するとともに、今後のシステムの在り方について協議を行うために設置。これまで、検討委での協議や作業部会での事例研究を行ってきた。

　最終の開催となる今回の検討委には、委員九人が出席。報告書案について協議した。

　報告書案は、校務支援システム導入の背景・目的、導入経過、活用状況を振り返った上で、今後のシステムの在り方について、現行システムを改修して維持・継続する場合と、民間システムを活用して改善を図る場合の二つの方向性を提示。それぞれのメリットとデメリットを挙げて比較・検証するほか、システム活用促進に向けたその他の取組も取り上げている。

　検討委では、それらの内容について意見交換。今後、協議内容をもとに報告書を取りまとめ、すべての道立高校に配布し、内容を公表する。また、道教委は、報告書の内容を踏まえて、今後のシステムの在り方について検討を進める。

(道・道教委 2015-10-27付)