道教委・柴田教育長など　教育担う高い意識に感心　夕張高・ゆうばり小で教育状況調査

（道・道教委 2015-10-26付）

道教委・柴田教育長などが教育状況調査

　【岩見沢発】道教委の柴田達夫教育長、中村隆信委員、鶴羽佳子委員、田澤由利委員、空知教育局の松山拓男局長、針ヶ谷一義教育支援課長ら一行は十五日、夕張高校（今勉校長）と夕張市立ゆうばり小学校（白井啓裕校長）で教育状況調査を行った。両校で授業の様子を視察したほか、夕張市役所を訪れ、鈴木直道市長と面談。視察を終えた柴田教育長は「市、学校、地域ともに、子どもの教育を担う意識の高さを感じた。また、子どもたちが地元夕張に自信や誇りをもてるよう努力していることがよく分かった」と述べていた。

　道教委では、各管内における日ごろの教育活動状況を把握し、学力向上等の効果的な取組について理解を深めるとともに、教職員にねぎらいと感謝のメッセージを込めて教育状況調査を実施している。

　今回の視察には、柴田教育長、中村委員、鶴羽委員、田澤委員のほか、総務政策局総務課法制グループの平瀬一弘主幹、空知教育局の松山局長、針ヶ谷教育支援課長らが同行した。

　夕張高では、柴田教育長が職員たちにあいさつ。「地域、子ども、保護者のため、学校がより良く機能できるよう皆さんの声を聞きながら、支援の在り方を考えていきたい」とした上で、「学校、チーム一体となって頑張ってほしい」と激励した。

　このあと、各学年の授業を見学＝写真＝。進学と就職希望の生徒別に行っている英語の授業のほか、日本史、生物、小論文など各授業の様子を見て回った。

　続いて、市役所を訪れ、鈴木市長と懇談。東京都と夕張市との連携事業「高校生夕張キャンプ」の取組や、放課後に子どもたちが過ごすことができる居場所づくり、廃校の活用方法などについて意見を交わした。

　午後からはゆうばり小学校を訪れ、国語や音楽の授業の様子を見学したほか＝写真＝、通級指導教室や学童保育室など校内を見て回った。

　最後に、今校長ら学校関係者と懇談。多様な地域住民が教育の担い手となっている市の教育や、特別な支援が必要な児童の現状などについて語り合った。

(道・道教委 2015-10-26付)