高校生招いて現場見学会　進路選択の参考に！　旭川工業高と名寄産業高が参加

（学校 2015-10-30付）

現場見学会―旭川工業高校生が鉄筋結束作業を体験

　【旭川発】旭川工業高校（岡本義則校長）と名寄産業高校（増田雅彦校長）は十九～二十日、一般社団法人旭川建設業協会が主催する現場見学会に参加した。初日は旭川工業高建築科一年生四十人を対象に旭川市内の現場、二日目は名寄産業高建築システム科一・二年生五十二人を対象に名寄市内の二現場と一施設を見学。建設現場の実態について理解を深め、将来の進路への参考としていた。

　見学会は、建設業に対する理解と今後の進路選択の参考にしてもらうことを目的に、同協会建築委員会が毎年行っているもの。

　初日は、旭川市内で工事が進められている「プラタナス新築」「仮称・ロジェ北彩都西棟新築」の二現場を、旭川工業高一年生が二班に分かれて交代で見学。現場代理人から工事概要や工法などに関する説明を聞くとともに、作業員の指導のもと、鉄筋の結束作業を体験した。

　生徒は結束作業に悪戦苦闘しながらも、盛んに作業員に質問。「普段の授業とは違う臨場感を味わうことができて良かった。将来はこういう現場で働きたい」と話していた。

　二日目は、名寄産業高一・二年生が「名寄市立大学図書館建設建築主体」「名寄南小学校校舎・屋内運動場改築」の二現場を訪問。このほか、三月に完成した名寄市民文化センターを見学した。

　建築現場では、代理人から概要や工法などの説明を受け、生徒は「どのくらいの期間で工事は完成するのか」「現場では一日にどのくらいの人が働くのか」などと興味深そうに質問を繰り返していた。

　また、名寄市民文化センターでは、最新の施設や設備を見学。生徒は「建築物の完成前と完成後の様子を見ることができて勉強になった」と話していた。

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(学校 2015-10-30付)