小樽水産高が実習船出港壮行式挙行　４７日間の航海を激励　ハワイ海域でマグロ漁実習へ

（学校 2015-11-04付）

小樽水産高実習船出港壮行式

　【小樽発】小樽水産高校（村松裕史校長）は十月二十三日、小樽港第二ふ頭八番岸壁で実習船の出港壮行式を挙行した。四十七日間におよぶハワイ北西海域でのマグロはえ縄実習に向かう生徒たちを、全校生徒、保護者、地域住民ら約五百人が激励。実習船「若竹丸」に乗り込んだ生徒たちは見送りに集まった人々の声援を受けながら、航海へと旅立った。

　今回の実習には、海洋漁業科漁業コースの二年生二十二人、専攻科漁業科一年生八人のほか、函館水産高校専攻科機関科一年生九人の計三十九人が若竹丸に乗船した。出航後は、日本時間の十六日～十九日までハワイホノルル港に寄港。ハワイ北西海域でマグロはえ縄実習を行うほか、船舶操舵などの基本技術を身に付け、十二月七日に小樽港に帰港する予定となっている。

　当日は、晴れわたる青空のもと、全校生徒や保護者、地域住民らが見送りに駆けつけた。実習生と見送りに集まった人々は、色とりどりの紙テープを互いに持ち合い、しばしの別れを惜しんだ＝写真＝。

　実習生は、「いってらっしゃい」「頑張れ！」などの激励の声に笑顔で応えながら、若竹丸から流れる「いい日旅立ち」のメロディーとともに、四十七日間の航海へと向かった。

(学校 2015-11-04付)