芽室高と帯広大谷短大が協定締結 地域に根ざした教育期待 円滑な高大連携へ協議会も(学校 2015-11-06付)
帯広大谷短大・芽室高協定書調印式
【帯広発】芽室高校(山崎雅明校長)と帯広大谷短期大学(田中厚一学長)は十月下旬、同短大で教育連携に関する協定書調印式を挙行した。協定式には、山崎校長、田中学長ら十四人が出席。教員の連携や生徒と学生の相互交流を通して、双方の教育目標達成を促進するとともに、地域に根ざした教育活動を目指すことを誓い合った。
帯広大谷短大では、十勝管内の将来を担う青少年の人材育成、地域社会への貢献、短大・高校における教育の充実、学生・生徒の資質を向上させようと、高大連携を積極的に進めてきた。芽室高とは、大学の進学を希望する生徒を対象に、同短大の講義を体験する「プレゼミ」を十九年から実施している。
協定締結校は、帯広大谷高校、音更高校に続き三校目。
協定内容をみると、教育連携に関する事項として、「教育にかかる情報交換や中長期的な連携構想」「双方の教育施設・設備の活用」「〝プレゼミ〟をはじめとする短大の教育内容の紹介・説明等にかかる取組」など七項目。また、教育連携を円滑に推進するため、方針や具体的な内容について協議・検討を行う「教育連携協議会」を設置することを盛り込んだ。
協定式には、山崎校長、田中学長ら十四人が出席。はじめに、田中学長があいさつに立ち、少子高齢化の問題にふれた上で、「地域から期待をされ、求められている大学像をいかに構築するかが大切。次世代を担うリーダーを育て、十勝に送り出したい」と話し、「高大連携を深め、様々な課題に立ち向かっていきたい」との考えを示した。
山崎校長は「これまでにも交流していたが、今後はさらに連携を深めていきたい」と期待した。
このあと、田中学長と山崎校長が協定書に調印し、固い握手を交わした。
(学校 2015-11-06付)
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