建設業への興味深めて 北見工業高が現場見学会参加 1年生が建築・土木3現場(学校 2015-11-09付)
北見工業高が現場見学会
【網走発】北見工業高校(髙橋豪校長)は十月下旬、網走建設管理部主催の現場見学会に参加した。主要事業の小石川河川改修や3・5・51川東通などの現場を回り、建設業への興味・関心を深めた。
建設業の現場見学などを通して、建設技術への理解深化とともに、今後の学習や進路選択に役立ててもらおうと実施しているもの。
当日は、一年生約三十人、網走建管から橋文夫地域調整課長や高橋敬北見出張所長など、一般社団法人網走建設業協会からは労務委員会委員を務める水元建設㈱の佐々木幸二社長が参加した。
見学した現場は、道建築局発注「北見市道住新築であえーる常盤団地A」(A1鐘ヶ江・北成JV、A2三共後藤・ダイイチJV施工)、網走建管発注の「小石川広域河川改修1工区」(松谷・岩田地崎・中山JV施工)、「3・5・51川東通改築交付金橋梁下部」(北辰・興和JV施工)の三現場。
見学会に先立ち、北見工業高で橋課長があいさつ。工業高校出身である自身の経験などを紹介し、「将来の選択の参考になれば」と期待を寄せた。佐々木社長は、建設業協会や労務委員会の概要、災害発生時の建設業としての役割を説明し、「なくてはならない仕事だと考えている。胸を張って、一生懸命勉強してほしい」と激励した。
髙橋校長は「現場を見ることで、知識を定着させ、技術の習得に生かしてほしい。地域や日本を守る仕事だということを、身をもって知ってほしい」とし、「しっかりと学び、世界を守る技術者に」と呼びかけた。
一行は、北見市道住新築であえーる常盤団地Aの現場に移動し、山田睦現場代理人らから工事概要などの説明を受けたあと、住宅内部を見学。生徒たちは、「バツ印の下には何があるの?」「この棒は何?」など積極的に質問していた。
小石川広域河川改修1工区では、北見出張所の職員が中心になって現場を紹介。高橋所長は「教科書で見ていたものが、実際の現場で見ることができる」などと伝えていた。
事業の目的などの説明を受けたあと、河川トンネルの入口と吐口部を見学。トンネル内部では、普段人が入ることを想定していないことから、真っ暗闇の中、手元のライトの光を頼りに見て回った=写真=。
3・5・51川東通改築交付金橋梁下部では、同校卒業生の奥村勝也現場代理人らが現場の紹介とともに、質問に答えていた。
女子生徒からの「女性でも技術者になれるか」との質問に、「実際にはまだ少ないが、女性も活躍している」と答え、時代とともに現場も変わってきていることを説明した。
(学校 2015-11-09付)
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