留萌局・小中学校教職経験者研究協議会開催　指導力向上へ課題確認　今後のキャリアデザインも

（道・道教委 2015-11-13付）

留萌教育局教職経験者研

　【留萌発】留萌教育局は十月下旬の二日間、留萌合同庁舎で小中学校教職経験者研究協議会を開催した＝写真＝。留萌、空知、後志管内の小中学校教諭十四人が参加し、本道教育の現状と課題を確認。今後のキャリアデザインも行い、これからの自分が「しなければならないこと」「求められていること」などについて協議を行った。

　この研究協議会は、各教科の学習指導、生徒指導などの実践的な諸課題について研修を行い、教諭の指導力向上を図ることを目的としている。今回は、本道教育の現状と課題について確認したほか、教科指導、生徒指導の改善・充実に向けた協議を実施。今後のキャリアデザインなども行った。

　現状と課題については、留萌教育局の福西一成教育支援課長が説明。適切な授業速度や児童生徒の理解の状況把握、学習規律の統一などを課題として示した上で、学校には学力調査の分析やチャレンジテストなどの取組を進めていくことを求めた。

　このほか、義務教育指導班の工藤雅人主査が「隠れたカリキュラム」について具体例を提示。言葉づかい、規律の指導方法など、「学年、学校、校区全体での同一歩調が重要」と解説した。

　参加者は、今後のキャリアデザインも実施。自身の〝資質情熱〟〝課題解決力〟〝授業力〟についてチェックシートを用いて分析し、これから「しなければならないこと」や「求められていること」などについて協議を重ねた。

(道・道教委 2015-11-13付)