ミドルリーダー育成へ　釧路小中教頭会が研究大会

（関係団体 2015-11-27付）

釧路小中学教頭会研究大会

　【釧路発】釧路小中学校教頭会（岩崎等会長）は十三日から二日間、弟子屈町川湯観光ホテルで研究大会を開催した。管内の教頭五十二人が参加。研究主題は「豊かな人間性と創造性を育む学校教育」のもと、研究発表や実践交流などを行い教頭としての役割を確認した。

　研究主題は「豊かな人間性と創造性を育む学校教育」。サブテーマを「ミドルリーダー育成を図る教頭の役割の追究」と設定。二十六年度から取り組んできた成果を意見交流することで、職能向上を図り、学校運営への参画意識を高めることを目的としている。

　はじめに、岩崎会長があいさつ＝写真＝。ことし九月に開催された道公立学校教頭会研究大会上川大会では、鶴居村教頭会の佐藤英樹教頭が提言発表を行い、高い評価を得たことをたたえ、各町村教頭会の取組について、少人数に分かれてグループ協議を行うことを示し、「積極的の協議してほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつとして、釧路教育局の室山俊美義務教育指導監、釧路管内教委連教育長部会の国安修一鶴居村教委教育長、釧路校長会の小関亙経営部長が登壇。室山義務教育指導監は「教員一人ひとりの特性に応じて、活躍できるミドルリーダーを育ててほしい」と参加者に訴えた。

　研究発表では、佐藤毅研修部長が「本年度の研究｣について、鶴居村教頭会の佐藤教頭が「鶴居村教頭会の実践」について説明した。うち、佐藤研修部長は「学校全体に目を向け、広い視野で学校運営に積極的に参画する教務主任、研究主任、生徒指導主事、学年主任などのミドルリーダーを育成するために、教頭として果たすべき役割を明らかにする」というねらいを示し、①教頭が育てる②学校で育てる③町村で育てる―の三つの視点で研究に迫ることを呼びかけた。

　引き続き、九グループに分かれ、互いに町村における実践を発表し合い、意見を交わした。

　二日目は、共和鉄工㈱代表取締役社長の残間巌氏が「人を生かす経営」と題して講演した。

(関係団体 2015-11-27付)