道教委が教育功績者表彰式挙行　子どもの幸せのため尽力　受賞の喜び胸に決意新た

（道・道教委 2015-12-22付）

道教育功績者表彰式

　道教委は十八日、ホテルライフォート札幌で二十七年度道教育功績者表彰式を執り行った。柴田達夫教育長が「本道の教育振興のために尽力し、顕著な功績を残した」と受賞者一人ひとりの栄誉をたたえ、表彰状を手渡した＝写真＝。受賞者を代表してあいさつに立った加藤禎一氏（元音更町教委委員長）は「子どもたちの幸せのために微力を尽くすことができるよう、研鑚を重ね精進したい」と決意を新たにした。

　同表彰は、昭和二十八年度から実施。今回で六十一回目を迎え、受賞者数は五百八十八人にのぼる。

　本年度、晴れの栄誉に輝いたのは、大山節夫氏（札幌東高校長）、反保秀規氏（苫小牧市立豊川小校長）、守谷保夫氏（前伊達市教委委員長）、久保田達也氏（新ひだか町立高静小校長）、八木裕氏（函館市立昭和小校長）、吉﨑隆氏（旭川市立知新小校長、「吉」は「土」に「口」）、長末好弘氏（稚内市立稚内東中校長）、中村吉昭氏（幕別町立幕別小校長）、加藤氏、大場和典氏（釧路市立景雲中校長）の十人（当日一人欠席、功績概要は十月三十日付４面既報）。

　表彰式では、柴田教育長があいさつに立ち、「皆さんは、長年にわたり、優れた識見と指導力を発揮しながら、本道の教育振興のために尽力し、顕著な功績を残した。本道の教育が社会の厳しい変化の中で幾多の試練を乗り越え、多くの道民の信頼を得ながら、今日まで着実に発展することができたのも、皆さんの功績によるものが誠に大きい」と受賞者の功績をたたえた。

　また、「本道が持続的に発展していくためには、心身ともに健やかな人材の育成が求められている。そのためには、山積した課題の一つ一つにしっかりと立ち向かっていくことが重要」とし、「皆さんの功績をあらためて心に刻みながら、子どもたちが夢と希望をもって、新しい時代に向かってたくましく成長していくことができるように全力で取り組んでいきたい」と述べた。

　受賞者の功績紹介のあと、柴田教育長が一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した。

　続いて、来賓の高橋はるみ道知事（辻泰弘副知事代読）、三井あき子道議会副議長、江畠直彦道都市教育委員会連絡協議会副会長が祝辞。受賞者の功績をたたえるとともに、本道教育の一層の推進のため、協力を呼びかけた。

　受賞者を代表し、加藤氏があいさつ。「子どもたちや地域の方々と歩んできた道のりは、平たんではなかったが、この道を選択したことは間違っていなかった。教育というやりがいのある仕事にかかわることができて良かった」と振り返り、「今回の栄誉を励みとし、子どもたちの幸せのために微力を尽くすことができるよう、なお一層研鑚を重ね、精進していきたい」と決意を新たにした。

(道・道教委 2015-12-22付)