幕別町教委がミドルリーダー研開く　学校運営基盤の確立を　講話通して道徳教育学ぶ

（市町村 2015-12-24付）

幕別町教委ミドルリーダー研

　【帯広発】幕別町教委は十日、幕別町百年記念ホールで「学校ミドルリーダーのための研修会」を開いた＝写真＝。町内小・中学校から十七人が参加。音更町教育研究所副所長で音更町立下士幌小学校の德田和之教頭が講師を務め、道徳教育の在り方について説明した。

　同研修会は、幕別町の教育をリードする「学校ミドルリーダー」の力量向上を図ることで、確かな学校運営基盤の確立を目指すもの。

　この日は、町内小・中学校から十七人が参加し、小・中学校の道徳教育推進に向けた実務・運営について研修を深めた。

　講話では、德田教頭が「ミドルリーダーとして道徳教育推進にどうかかわるか」などについて説明した。

　德田教頭は「ミドルリーダーはまず、ベテラン教諭や若手教諭に自分の授業を見せることが大切」と強調。「自分の授業を見てもらって助言・指摘を受けることで、資質能力の向上につながる」と説明した。

　また、「道徳科の授業に向かうに当たっては、〝教えに行く〟のではなく、生徒と教師が一緒になって考え、価値を共有することが重要」と指摘。授業の中では「児童生徒は、話し合いや語り合いではなく、聞き合うことが大切」とし、「一人が一方的に話すのではなく、互いの意見を聞き合う活動を行ってほしい」と呼びかけた。

　このあと、道徳の教科化に向けた動向について解説。参加者は、今後の道徳教育の在り方について理解を深めた。

(市町村 2015-12-24付)