郷土に誇りもてる心を　上川町が教育大綱まとめる

（市町村 2015-12-28付）

　【旭川発】上川町は十一月上旬、教育大綱を策定した。計画期間は本年度から二十九年度までの三年間。「郷土に誇りをもった心を育むまちづくり」を理念に、学校教育や社会教育、芸術・文化、社会体育を充実させる。その上で、家庭・地域・学校との連携や、福祉・産業などの多様な分野を関連させた生涯学習体制の確立に努めていく。

　計画期間は本年度から二十九年度までの三年間。「郷土に誇りをもった心を育むまちづくり」を理念に、①学校教育②社会教育③芸術・文化④社会体育―の四点の充実に努めていく。

　①では、きめ細やかな学習指導の充実を図りながら、学習習慣を身に付けさせ、主体的に学び、考え、行動する確かな学力の向上を図る。また、幼児期から発達段階に応じて、家庭、学校、地域社会が一体となった特色ある教育活動を推進。そのための環境整備に努めるとともに、中高一貫教育を充実させ、上川高校の存続に向けた取組を展開していく。

　②では、町民各年代が、「だれもが・いつでも・どこでも」学ぶことができる環境と、自発的学習に対応できるシステムやカリキュラムを確立させる。さらに、自主学習支援体制の促進と学習基盤の構築に向け、公民館活動をはじめ様々な交流・研修の場を提供。地域力の向上と地域の活性化に努める。

　特に、親子の絆を深め子どもが社会性等を養い、豊かな人間形成が図られるよう、関係機関と連携強化。子どもの健全育成体制と地域・家庭教育力の向上を図る。

　③では、住民の芸術意識を高める環境づくりとともに、郷土の歴史・文化を学ぶ講座の開催や郷土資料の収集保存を推進。④では、地域性を生かしたスポーツ活動の促進や指導者の育成、少年団や学校等との連携を強め、地域スポーツ人口の拡大に努める。

(市町村 2015-12-28付)