桧山校長会が第２回理事研開く　戦略的・組織的な活動を　行政施策や活動状況など確認

（関係団体 2015-12-24付）

桧山校長会理事研

　【江差発】桧山校長会は十一月下旬、乙部町民会館で第二回理事研修会を開催した＝写真＝。役員や理事十七人が参加し、道教委担当者から行政説明を聞いたほか、専門部による活動中間報告を受けた。大村会長は、課題解決のため、学校全体で戦略的・組織的な教育活動を確立する必要性を訴えた。

　はじめに大村会長があいさつ。九月下旬に開催された道中学校長会研究大会桧山・江差大会にふれ、「校長会としての機動力・総力を発揮できた」と総括。次年度の大会に成果が受け継がれることを期待した。

　全国学力・学習状況調査の管内結果にもふれ、中学校で全国平均以上の教科が多かったことを説明。「教職員の日々の熱意と行動、授業力向上の研修、積極的な生徒指導、地域と密着した特色ある教育活動、多様な体験学習など、これまでの各学校の着実な教育実践が、子どもたちの伸びしろを培った」と強調した。

　一方で、「課題についてはしっかりと見詰め、解決の有効な方策を掲げなければならない」と指摘。「大切なことは学校全体としての戦略的で組織的な教育活動が確立しているかどうか」とし、「鍵となるのは、我々校長の明確な働きかけ」との考えを示した。

　最後に「ことしはチームワーク・ネットワーク・フットワークを高め、強みとして発揮できた」とし、「組織力を基盤に、様々な教育情勢の動きや課題に対し、果敢かつ柔軟に対応できる校長会として活動を推進していきたい」と語った。

　つぎに、桧山教育局の三浦務義務教育指導監が、道教委行政説明を実施。①教育課程の適切な編成・実施および授業時数の確保②いじめ問題等への対応―などについて留意事項を伝えた。

　このあと、専門部による活動中間報告を受け、教育条件整備・人事に関する要望・提言について協議した。

(関係団体 2015-12-24付)