道議会文教委員会（１月５日）　体力向上の効果確認　小学校体育専科教員配置で道教委

（道議会 2016-01-07付）

　道教委は、五日の道議会文教委員会で、小学校への体育専科教員配置が児童の体力向上につながったと報告した。山崎泉委員（北海道結志会）の質問に堀本厚健康・体育課長が答えた。

　道教委では、小学校教員の体育に関する指導力向上や、学校全体の体力向上の取組の充実を図るため、二十五年度から、国の加配定数を活用して、体育専科教員の配置を進めている。二十七年度は、道内の全管内で、計二十五人を配置している。

　堀本健康・体育課長は、体育専科教員の取組について、「勤務校において、体育授業における学級担任とのチーム・ティーチングによる指導や、学校教育活動全体を通した体力向上の取組を中心となって進めているほか、配置された学校がある市町村の小学校教員などを対象とした授業の公開や、授業改善に関する教員からの相談への対応など、教員の指導力の向上にも取り組んでいる」と説明した。

　また、配置の成果として、「本年度、体育専科教員が配置されている二十五校について、全国調査で体力合計点が全国平均を上回った学校数は、小学校男子で、二十五年度の八校が本年度は十七校、女子で九校が十九校となるなど、体育専科教員を中心とした取組が改善の傾向として現れてきている」と報告した。

(道議会 2016-01-07付)