伊達市教委が全国学力・学習状況調査結果を公表　小学校国・理で全道平均上回る　中学校理科は全国平均以上

（市町村 2016-01-08付）

　【室蘭発】伊達市教委は、二十七年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小学校では国語Ａ・Ｂ、理科の三科目で全道平均を上回った。中学校は、理科で全国・全道平均以上となっている。一方、児童生徒質問紙調査では、全国と比較し、自尊意識、規範意識が低いなどの課題もみられた。

　本年度の調査には、市内の小学六年生二百七十人（九校）、中学三年生二百七十人（四校）が参加した。

　調査結果をみると、小学校では五科目すべてで全国平均を下回ったが、国語Ａ・Ｂは前年度より全国平均に近づいた。全道平均を上回ったのは、国語Ａ・Ｂ、理科の三科目となっている。

　中学校では、理科が全国・全道平均を上回った。国語Ａ・Ｂは全国・全道平均をやや下回った。数学Ａ・Ｂについても全国・全道平均を下回っており、領域別正答率でも課題がみられた。

　児童生徒質問紙調査では、「全国と比較し、自尊意識、規範意識が低いことから保護者と連携して自尊意識、規範意識を育てる必要がある。また、家庭での学習習慣について、保護者と連携した生活指導が必要である」などと分析している。

　市教委では今後、各学校の「学力・学習改善プラン」の成果や課題について検証することとしている。

(市町村 2016-01-08付)