芽室町教委が全国学力・学習状況調査結果を公表　中学校国語・数学で全国平均とほぼ同等

（市町村 2016-01-27付）

　【帯広発】芽室町教委は、二十七年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小学校では、国語Ａ・Ｂ、算数Ａ、理科が全道平均の正答率とほぼ同等で、算数Ｂが下回った。中学校では、国語Ａ・Ｂ、数学Ａ・Ｂが全国・全道いずれもほぼ同等で、理科は上回った。結果を受け、町教委では、「教育の充実に向けた継続的な検証改善サイクルを確立するために、各学校が作成する“学校改善・学力向上プラン”での学習指導の改善や、学力向上の取組への指導・助言および支援に努める」としている。

　結果をみると、小学校の全道平均正答率との比較では、国語Ａ・Ｂ、算数Ａ、理科がほぼ同等で、算数Ｂが下回った。全国平均正答率との比較では、国語Ａ、理科がほぼ同等で、国語Ｂ、算数Ａ・Ｂは、下回った。

　一方、中学校では、国語Ａ・Ｂ、数学Ａ・Ｂが全国・全道平均といずれもほぼ同等で、理科は上回る結果となった。

　質問紙調査において、家庭学習では、小学生は「平日に四時間以上テレビなどを見たりする」の割合が全国・全道に比べて高かった。中学生は「三時間以上」の生徒が多かった。また、中学生で、「平日に三時間以上テレビゲーム（携帯電話やスマートフォンを使うものも含む）をする」の割合が全道に比べ低くなっているものの、全国との比較では高かった。

　一方、家庭学習時間では、「一時間以上」の割合が全国・全道に比べ低く、特に小学生では全国に比べて低い状況にある。さらに、「学校の宿題をしている」の割合も、全国・全道に比べ下回っている。

　結果を受け、町教委では、「特に、家庭学習の習慣化を図っていく必要がある」と分析。その上で、「各学校で、結果分析と今後の具体的な対策を検討し、「学校改善・学力向上プラン」に基づき、家庭などと連携を図りながら、学力向上や生活・学習習慣の改善に向けた取組を進めていく考え。

(市町村 2016-01-27付)