活動への意欲伝える　さっぽろこども環境コンテスト受賞団体　児童生徒が秋元市長に報告

（市町村 2016-02-01付）

児童生徒が市長などにプレゼンテーション

　札幌市環境局が主催する「さっぽろこども環境コンテスト２０１５」で最優秀賞に選ばれた児童会館と小中学校は一月二十五日、札幌市役所で市長報告会を開催した＝写真＝。最優秀賞を受賞した西野児童会館環境クラブや札幌市立西白石小学校、札幌市立定山渓中学校の児童生徒が市長会議室を訪問。秋元克広市長に環境活動に取り組む意欲的な姿やその思いを伝えた。

　このコンテストは、学校等の実践発表を通して、多くの市民に環境保全活動を広めてもらうことがねらい。札幌市教委との共催となっている。

　今回は西野児童会館環境クラブや西白石小、定山渓中が最優秀賞に選ばれた。

　この日、受賞団体の児童生徒や教員、保護者などが市役所を訪問。秋元市長のほか長岡豊彦教育長、谷江篤環境局長などの前でプレゼンテーションした。

　西野児童会館環境クラブは、緑のカーテンづくりや畑づくり、琴似発寒川の調査を行ったことを報告。琴似発寒川の豊かな自然を守っていくため壁新聞を作成し、地域住民に啓発したことも話した。

　西白石小は、近くにある望月寒川の過去と現在について学習したほか、水質・生物調査やごみ拾い、川での救助訓練に取り組んだ。環境や命の大切さについて学び、「地球を守り、未来をつくる主体は私たちであると気づいた」と報告した。

　定山渓中は、環境学習として植樹活動や森の生態調査、ポスターの作成など自然を守る活動に取り組んできたことを説明。活動を振り返り、「自然に対する認識が変わった。後世のために自然と仲良くかかわっていきたい」と話していた。

　最後に秋元市長は「どのグループもそれぞれのきっかけから、実際に自分たちで研究し、継続して取り組んできたことを発表していた。本当に素晴らしい」と話していた。　

(市町村 2016-02-01付)