札幌市教委２７年度全国学力・学習状況調査の実施報告⑧

（市町村 2016-02-01付）

◆昨年度および本年度新たに設定された質問

【小学校】

▽時事の情報収集については、「テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか（携帯電話やスマートフォンを使ってインターネットのニュースを見る場合も含む）」という、質問に肯定的な回答が八四・五％だったのに対し、「新聞を読んでいますか」では、肯定的な回答が二六％であった。

▽表現活動（話し合い）については、全国よりも肯定的な回答が少なく、特に「友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意ですか」を、どちらかというと不得意と感じている児童が半数程度いる。

▽自己肯定感については、八五・二％の児童が「学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがある」と回答をしている。

▽家の人の授業参観や学校行事への参加については、九四・六％の児童が、「家の人が授業参観や運動会などの学校の行事に来ている」と回答しているが、全国よりも肯定的な回答が少ない状況であった。

▽総合的な学習の時間については、全国よりも肯定的な回答が少なく、「総合的な学習の時間では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいますか」に肯定的に回答している児童は六三・六％にとどまっている。

▽授業における目標と振り返りは、全国を下回っており、昨年度および本年度新たに設定された質問項目の中で、最もその差が大きい。

　特に、「五年生までに受けた授業のはじめに、目標（めあて・ねらい）が示されていたと思いますか」という質問については、全国との差が一一・七ポイント、「五年生までに受けた授業で扱うノートには、学習の目標（めあて・ねらい）とまとめを書いていたと思いますか」という質問については、全国との差が一三ポイントとなっている。

【中学校】

▽時事の情報収集については、「テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか（携帯電話やスマートフォンを使ってインターネットのニュースを見る場合も含む）」という質問で肯定的な回答が八三・二％だったのに対し、「新聞を読んでいますか」では肯定的な回答は二〇・二％であった。

▽表現活動（話し合い）については、全国よりも肯定的な回答が少なく、特に「友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意ですか」という質問に対し、どちらかというと不得意と感じている生徒が半数程度いる。

▽自己肯定感については、八二・二％の生徒が、「学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがありますか」に肯定的に回答している。

▽家の人の授業参観や学校行事への参加については、「家の人（兄弟姉妹を除く）は、授業参観や運動会などの学校の行事に来ますか」という質問に対し、全国よりも肯定的な回答が著しく少ない。

▽総合的な学習の時間については、全国よりも肯定的な回答が少なく、「総合的な学習の時間では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいますか」に肯定的に回答している生徒は五五・八％にとどまっている。

▽授業における目標と振り返りは、全国を下回っており、昨年度および本年度新たに設定された質問項目の中で、最もその差が大きい。

　特に、「一・二年生のときに受けた授業のはじめに、目標（めあて・ねらい）が示されていたと思いますか」という質問については、全国との差が二一・六ポイント、「一・二年生のときに受けた授業で扱うノートには、学習の目標（めあて・ねらい）とまとめを書いていたと思いますか」という質問については、全国との差が二八・一ポイントとなっている。

（連載おわり）

(市町村 2016-02-01付)