道中が第６回理事研開く　新会長に赤岩氏（札幌白石）を選出　さらなる団結強化へ尽力誓う

（関係団体 2016-02-24付）

意気込みを語る赤岩新会長

　道中学校長会は十九日、ホテルライフォート札幌で本年度最後となる第六回理事研修会を開催した。二十八年度役員について、選考委員会で会長候補に札幌市立白石中学校の赤岩輝雄校長＝写真＝、事務局長候補に札幌市立平岡中学校の古谷雅幸校長を選考したことを報告し、承認された。

　議事に先立ち、小西俊之会長があいさつ。本年度は「連携し、前進する道中」を合言葉に、「生きる力の育成」「教育の質の向上」に向け、会員のつながりを大切にしてきたことを振り返り、「各地区の実態や取組の積極的な発信に努め、教育条件・教育環境整備の支援を要望していくことが重要」「教育関係機関・団体とオール北海道の関係を大切にしていく」と強調した。

　さらに、①学ぶ力と健やかな身体の育成②豊かな心の育成③服務規律の確保―などについて、考えを示した。

　「学ぶ力と健やかな身体の育成」では、生徒の学習状況や学校での取組について丁寧な発信に努め、家庭や地域と一体となった取組の成果に期待する一方、「学力の二極化への対応のため個に応じた指導の充実に向けた人的支援、学ぶ意欲を含めた授業力向上に向けた研修の充実など行政の支援も必要」と環境整備の必要性を働きかけていくことを示した。

　「豊かな心の育成」では、いじめ問題の対応について実効性ある取組を紹介していくこと、不登校に対する相談活動や個別の支援の充実、人的支援の拡充が必要であるとし、心を育むための全体計画を策定するなど、「特別の教科　道徳」をはじめとした教育課程の工夫・充実を求めた。＝あいさつ概要４面＝

議事では、各部の取組や全日中第四回理事会の内容を報告したほか、総会議案となる二十八年度運営方針と活動の重点案、予算編成方針などについて協議。九月三十日～十月一日に旭川市で開く第五十八回道中研究大会上川・旭川大会の準備の進捗状況、法制研修会、地区教育経営研究会の運営などについて確認した。

　最後に、二十八年度役員について、選考委員会から会長候補に赤岩校長、事務局長候補に古谷校長を選考したことが報告され、承認した。

　赤岩校長は「全道二十地区のさらなる団結を強めたい」と意気込みを語った。

(関係団体 2016-02-24付)