1定道議会で柴田教育長が教育行政執行方針説明 社会で活きる力など育成 地域等と連携して教育充実(道・道教委 2016-02-29付)
1定道議会開会に当たり柴田教育長が教育行政執行方針を説明
道教委の柴田達夫教育長は二十六日、一定道議会の開会に当たり、二十八年度教育行政執行方針を説明した=写真=。「学校・家庭・地域・行政が連携して教育環境の一層の充実を図る」との基本姿勢のもと、「社会で活きる実践的な力の育成」「豊かな心と健やかな体の育成」など五点の重点施策を提起。「ほっかいどう学力向上セミナー」開催等の学力向上対策、道独自の強調月間を設定した体力向上の取組、「U―18未来フォーラム」開催や本道独自の英検開発等のグローバル・リーダー養成の取組などを挙げた。=詳細は後日掲載=
柴田教育長は、教育行政に臨む基本姿勢として、「子どもたちの個性を伸ばし、能力を引き出しながら、社会で自立して生きていく上で必要な学力や体力を身に付けさせるとともに、いじめのない学校づくりなど、学校・家庭・地域・行政が連携して教育環境の一層の充実が図られるよう、効果的な施策を講じていく」と述べた。
その上で、二十八年度の重点政策として、①社会で活きる実践的な力の育成②豊かな心と健やかな体の育成③信頼される学校づくりの推進④地域全体で子どもたちを守り育てる体制づくりの推進⑤北海道らしい生涯学習社会の実現―の五点を掲げた。
このうち、「社会で活きる実践的な力の育成」では、義務教育において、学力向上に向けた取組の啓発を図る「ほっかいどう学力向上セミナー」の開催をはじめ、「ほっかいどうチャレンジテスト」の改善と活用、学校力向上に関する指定校の成果の普及や授業改善推進チームの拡大、望ましい生活習慣の定着に取り組むことを表明した。
高校教育においては、教材やテストの開発、外部講師による講義等を実施する高校学力向上実践事業に取り組むほか、選挙権年齢の引き下げに伴い、選挙管理委員会と連携して、選挙に関する知識・教養についての指導充実を図る考えを示した。
高校生がICTを活用して海外の高校生と意見交換する「U―18未来フォーラム」の開催や、中学生を対象とした本道独自の英語検定の開発など、グローバル・リーダー養成の取組も挙げた。
「豊かな心と健やかな体の育成」では、いじめについて、「常日ごろから望ましい人間関係を醸成する学校経営・学級経営に努めるとともに、いじめの疑いがある場合には、迅速に、かつ、チームで対応することを基本として取組の徹底を図る」との方針を掲げた。
体力向上に向けては、道民挙げての運動として、子どもたちが楽しみながら体力づくりに取り組むことができる、道独自の強調月間設定を表明した。
「地域全体で子どもたちを守り育てる体制づくりの推進」では、知事部局と連携して、コミュニティ・スクールの導入を促進する考えを示した。
(道・道教委 2016-02-29付)
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