上川局が第２回地域未来づくり会議　指定校の計画など確認　小中高一貫キャリア教育推進へ

（道・道教委 2016-03-07付）

小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業の一環

　【旭川発】上川教育局は二月二十二日、富良野緑峰高校（宮本鎮栄校長）で二十七年度第二回管内地域未来づくり会議を開いた。道教委の小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業の一環。同会議委員など二十人が出席し、同会議の今後の日程、指定校三校のキャリア教育の全体計画などを確認した。

　同事業は、地域振興を担う人材を育成するため、自治体や地域の産業界など関係機関の支援を受けながら、小・中・高校が連携。早期からの体系的なキャリア教育に取り組む。その一環として、同会議を設置している。

　上川管内では、富良野緑峰高に加え、富良野市立富良野小学校と富良野西中学校を実践校に指定。期間は二十七～二十九年度までとなっている。

　「ふるさとに心が向く小中高一貫キャリア教育の推進」をテーマに掲げた。地域活性化のアイデアを自治体に提言するイベント、家庭や子育てに関する座談会の実施などを計画している。

　開会式のあと、同会議の趣旨、今後の日程について確認。計八回開催することとし、二十八、二十九年度は三回ずつ会議を行うことを申し合わせた。

　続いて、指定校の三校が作成したキャリア教育の全体計画、将来の夢の実現に向け、学校生活におけるその時々の自分の現状や、気持ちなどをまとめるキャリアノートなどについて協議した。

　このあとの意見交換では、キャリア教育の一層の充実に向け、家庭教育との連携強化や、子どもたちが地域について学ぶ機会の増加を求める声が上がった。地域が教育にかかわり、子どもを育てていく意識を強めていくことの大切さを述べる意見もあった。

(道・道教委 2016-03-07付)