2団体2個人の功績に光 管内教育実践表彰授与式を挙行―根室局
(道・道教委 2016-03-07付)

根室局管内実践表彰別海町
別海町役場での表彰式

 【根室発】根室教育局は二月二十五日、本年度の管内教育実践表彰にかかる表彰状授与式を別海町役場と中標津町役場で実施した。小山茂樹局長が受賞者に表彰状と記念品を手渡し、これまでの実践の成果を大いにたたえていた。

 今回、学校教育関係では別海町立別海中央小学校と中標津町立計根別学園の二団体を、社会教育関係では川村俊也氏と福原義親氏の二個人を受賞に決定。なお、別海中央小学校は本年度の道教育実践表彰も受賞している。

 この日は、小山局長が別海町、中標津町の役場を訪問し表彰状を授与。これまでの実践の成果を大いにたたえるとともに、今後ますますの活躍にも期待していた。

 受賞団体、個人の功績概要はつぎのとおり。=敬称略=

【学校教育】

▼別海町立別海中央小学校(住吉幹城校長、児童数三八九人)

 「よく考える子、あきらめない子、たくましい子」の育成を目指し、日常の授業改善に直結した校内研修の充実や、児童の学びを支える学習規律の徹底など、全校が一つのチームとなった学校力向上の取組を推進している。

 特に、「月例公開研究会」や「ミニ研修(ブラッシュアップ講座)」の開催を通した日常の授業改善の取組は、教師の資質・能力の向上に大きな成果を挙げている。

 また、取組の成果をホームページを通して家庭や地域に発信したり、「北海道公立学校教育実践成果」にまとめたりするなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

▼中標津町立計根別学園小・中学部(永谷隆夫校長、児童生徒数一三六人)

 「自ら学ぶ力」「自他を大切にする心」「たくましく健やかな体」の育成を目指し、九年間の系統性を確保した教育課程の編成や指導方法の工夫改善など、一体的な組織体制の下で、小中一貫の取組を推進している。

 特に、全校で共通理解を図った学習規律の徹底やノート指導の充実、家庭学習習慣の定着に向けた取組は、児童生徒の学ぶ意欲を高め、学習内容の定着に大きな成果を挙げている。

 また、取組の成果を各種協議会等で発表したり、「北海道公立学校教育実践成果」にまとめたりするなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

【社会教育】

▼川村俊也氏

▼福原義親氏

 両氏は、別海町をはじめ根室管内に関する郷土資料のデジタル化を行い、次世代に歴史を引き継ぐための貴重な資料の保存を行っている。

 特に、現在では再生が難しい音声や映像等の情報をデジタルデータに変換し、当時の根室を知る貴重な資料を整理するなど、文化財の保存・活用に大きな成果を上げている。

 また、デジタル化された資料は、図書館や資料館等で活用されるとともに、データベース機能による検索や印刷が可能となり、郷土資料の活用の促進が図られるなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

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根室局管内実践表彰中標津町
中標津町役場での表彰式

(道・道教委 2016-03-07付)

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