１定道議会代表質問（２８年３月３日）　未来人財応援基金創設へ　経済環境厳しい子の支援で道

（道・道教委 2016-03-07付）

　道は、厳しい経済環境に置かれた子どもたちの大学進学や文化・芸術・スポーツ分野での活躍、海外留学を支援する仮称・道未来人財応援基金を創設する方針を固めた。企業や関係団体等に働きかけ、オール北海道で行おうというもので、二十八年度中の創設を目指す。三日の一定道議会本会議で、高橋はるみ知事が柿木克弘議員（自民党・道民会議）、高橋亨議員（民主党・道民連合）の代表質問に答えた。

　高橋知事は、本道発展の基盤に「人づくり」を位置付け、「子どもたちが置かれた環境によらず、将来の夢に向かって、個性と多様な能力を最大限伸ばすことができるよう、挑戦の機会を増やしていくことが重要」との考えを示した。

　その上で、「厳しい環境に置かれている子どもを対象とした大学進学支援のほか、文化・芸術・スポーツ分野での活躍や海外での学びを志しながらも、経済的な理由が制約となっている子どもたちへの支援」を目的として、「広く道内外の企業や個人から寄付を募り、仮称・道未来人財応援基金を新たに創設し、子どもたちの学びや成長を支援していく」と表明した。

　基金については、「オール北海道で設立することを目指しており、企業や関係団体等に働きかけを進め、幅広く意見を伺いながら、早期に設立準備会議を立ち上げる」とし、「二十八年度中の創設を目指して取り組んでいく」と答弁した。

(道・道教委 2016-03-07付)