道特別支援学校長会が理事研　組織としての活動を充実　五十嵐会長の再任を決定

（関係団体 2016-03-10付）

２８年度活動計画案などを検討

　道特別支援学校長会（五十嵐利裕会長）は七日、道庁別館で二十七年度第二回理事研究協議会を開いた＝写真＝。二十八年度活動計画案などを検討したほか、五十嵐会長の再任を決めた。五十嵐会長は「管理職の大幅交代期ということもあり、さらに多くの会員に新たな役割を担っていただくなど、組織としての活動充実に取り組みたい」などと述べた。

　理事研究協議会では、五十嵐会長が開会あいさつ。道教委との連携について、「学校現場の状況を十分に理解いただきながら、本道の特別支援教育の充実に向けて、ともに歩を進めていきたい」と述べた。

　特別支援教育をめぐる情勢にふれ、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、本道の特別支援学校において、「スポーツを通した障がい児・者の理解促進と、当事者のスポーツ・文化活動の充実に向けた取組を、現行事業も活用しながら進める必要がある」と提起。「障害者差別解消法」施行にかかわり、道教委が職員対応要領を策定したことを踏まえ、センター的機能を有する特別支援学校として、職員研修に協力する意向を示した。

　また、「子どもたちが輝き、特別支援学校での学びに自信と誇りをもって活躍できる学校づくりに、組織として取り組んでいきたい」と述べた。

　理事研究協議会では、このあと、二十八年度総会で提案する活動計画案などを検討。学校経営上の諸課題についての協議も行った。

　また、五十嵐会長の再任を決定。五十嵐会長は「本年度、会長を務めさせていただき、あらためてその重責を感じたが、管理職の大幅交代期ということもあり、さらに多くの会員に新たな役割を担っていただくなど、組織としての活動充実に取り組みたい。次年度に向け、検討いただいた活動計画の方向性をさらに精査し、共生社会の形成に向けた本道の特別支援教育のより一層の充実発展を目指したい」と抱負を述べた。

(関係団体 2016-03-10付)