札私幼が２７年度臨時総会開催　教職員の資質向上を　運営方針、重点目標など確認

（関係団体 2016-03-14付）

１０月に研究大会を開くことも決定

　一般社団法人札幌市私立幼稚園連合会（＝札私幼、前田元照会長）は二月下旬、ホテル札幌ガーデンパレスで二十七年度臨時総会を開催した＝写真＝。運営方針や重点目標、事業計画などを決定。教職員の資質向上に向け、十月に第五十九回北海道私立幼稚園教育研究大会札幌ブロック大会兼第四十八回札幌市私立幼稚園教育研究大会を開催することとした。

　冒頭、前田会長があいさつ。二十七年四月に施行された子ども子育て支援新制度に対する対応や教職員の人材確保に一致団結して取り組んでいくことを求めた。

　議事では二十八年度の運営方針を確認。「子どもを取り巻く環境整備の一環として、知識も愛情も人格も豊かな教職員の育成・資質向上を目指し、研修事業を重視した活動を進める」としたほか、札幌の待機児童解消に向けた「一時預かり保育事業」や「特別支援教育事業」などの補助制度の拡大に努めていくこととした。

　また、（仮称）認定こども園委員会を設置し、認定こども園および子ども子育て支援制度に関する調査研究や情報収集等を行っていくこととした。

　重点目標では、①幼児教育に関する充実促進②公・私幼稚園、ならびに幼稚園・保育所間の格差是正③会員相互の信頼と協力、ならびに教職員の資質の向上④子ども子育て支援新制度の方向性と対応―の四つを柱に掲げた。

　①では、幼児教育の在り方について、会員や関係者間で論議を深め、研修を重ねながら子どもたちの健やかな成長をより一層充実したものにしていく。

　事業計画では、教職員の資質向上に向け、十月二十八～二十九日に第五十九回北海道私立幼稚園教育研究大会札幌ブロック大会兼第四十八回札幌市私立幼稚園教育研究大会を開催することを確認。初日に各園で公開保育や保育研究を行い、二日目は札幌市民ホールで講演会を実施する。

　このほか、設置者・園長研修会や十年経験者教員研修会、リーダー力スキルアップ講座や札幌幼児教育セミナーを開催する。

　また、事務局から二十八年度の理事・監事等候補予定者を報告した。二十八年度理事・監事等候補予定者はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽会長＝前田元照（百合が原幼稚園）

▽副会長＝丸谷雄輔（札幌ゆたか幼稚園）、藪淳一（大通幼稚園）、中村みどり（札幌白樺幼稚園）

▽振興委員長＝相良郁子（ひばりが丘明星幼稚園）

▽研究委員長＝芝木孝満（なかのしま幼稚園）

▽広報委員長＝太田真理（白石幼稚園）

▽専務理事＝樺沢正史（札私幼事務局）

(関係団体 2016-03-14付)