第33回全道PTA広報紙コンクール 今後も楽しんで活動を 80点入賞―道P連が表彰式(関係団体 2016-03-15付)
各単Pの代表者に表彰状と盾が手渡された
道PTA連合会(佐藤彰会長)は十日、札幌アスペンホテルで第三十三回全道PTA広報紙コンクールの表彰式を挙行した。札幌市を除く道内の小中学校から百八十九点の応募があり、八十点が入賞。大賞には、帯広市立啓北小学校、岩見沢市立第一小学校、釧路市立美原中学校の三単位PTAが選ばれ、代表者に表彰状と盾が贈られた。
優秀な広報紙を表彰・公開することによって、PTA活動の充実と活性化を促し、会員一人ひとりの意識の高揚を図るため、毎年実施しているもの。道P連に加盟している全道の各単位PTAで年二回以上発行されている広報紙(二十七年一~十二月末日に発行)が対象。今回は、札幌市を除く道内の小学校百二十六校、中学校六十二校、小中併置校一校から昨年度より二十五点多い、合計百八十四点の応募があった。
審査の結果、帯広市立啓北小、岩見沢市立第一小、釧路市立美原中の三単Pが最高賞となる大賞に輝いたほか、優秀賞に十五校、審査員特別賞に二十五校、奨励賞三十七校の単Pが選ばれた。
表彰式には受賞PTAの会員八十人が出席。冒頭、あいさつに立った佐藤会長は「広報紙は、必要な情報を効率的に会員に伝達すること、日常のPTA活動の様子を広く、分かりやすく知らせることも大切だが、今、子どもたちが抱えている様々な問題や課題の解決の一助となる情報発信の役割も担っている」と強調。「受賞を励みとして、これからも楽しんで活動していただくとともに、活動を通して私たち大人のつながりをより一層広げていただきたい」と呼びかけた。
また、道教委生涯学習推進局の阿部武仁生涯学習課長が来賓祝辞。「いずれの広報紙も子どもや保護者、教職員の生き生きとした表情あふれる写真をはじめ、読者のニーズに応じたインタビュー記事、視覚的に内容が分かる図や表などをふんだんに取り入れ、親しみがあり、読みやすい、読み手側のことを考えた素晴らしいもの」と活動をたたえるとともに、道教委として、「今後も、PTAの皆さんとの連携・協働の体制を構築し、将来を担う子どもたちの健やかな成長を支えていきたい」と述べた。
表彰式では、各賞受賞単Pの代表者に阿部課長や佐藤会長などから表彰状と盾が贈られた=写真=。
続いて、審査委員会の村瀬千樫委員長が講評。「子どもが通う学校への愛情があふれ、各PTAの広報委員が大変な努力をされていることが分かるものばかり。確実に質の向上が図られ、裾野が広がっている」などと評価した上で、「今回、広報部員として工夫されたノウハウ、編集方針や苦労した点を記録として残し、つぎのメンバーに申し送り、自校のより良い広報紙づくりの伝統としてつないでいっていただきたい」と求めた。
最後に、受賞者を代表して帯広市立啓北小PTA広報部長の中渡久哉さんが謝辞。「PTA活動を盛り上げ、興味をもってもらうために行っている広報活動がこのような名誉ある賞をいただき、何よりの励みとなった。広くわが校の活動が知られたことが何よりうれしく思う。これからもPTA活動の活性化につながるよう取り組んでいきたい」と述べた。
大賞、優秀賞受賞単位PTAはつぎのとおり。
▼大賞
▽道知事賞=帯広市立啓北小
▽道教委教育長賞=岩見沢市立第一小
▽道PTA連合会会長賞=釧路市立美原中
▼優秀賞
▽日本PTA全国協議会賞=北見市立小泉中
▽日本教育新聞社賞=函館市立中央小、北見市立小泉小
▽道小学校長会賞=旭川市立日章小、帯広市立帯広小▽道中学校長会賞=北見市立北中、帯広市立帯広第一中
▽道公立学校教頭会賞=旭川市立青雲小、岩見沢市立緑中
▽道PTA連合会賞=千歳市立信濃小、函館市立桔梗小、苫小牧市立拓進小
▽道PTA安全互助会賞=小樽市立桂岡小、北斗市立浜分小、清水町立清水小
(関係団体 2016-03-15付)
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