道教育大函館校地域プロジェクト　地域活性化へ交流深める　学生が知内町湯ノ里小児童と

（学校 2016-03-16付）

大学生がスマホなどの正しい使い方をレクチャーするミニ講座も

　【函館発】道教育大学函館校と知内町立湯ノ里小学校（鈴木敏文校長）は二月下旬、湯ノ里小学校で交流会を開催した。道教育大函館校の地域プロジェクトの一環として行ったもの。十一人の学生が、児童とともに体育の授業を受けるなどして交流を深めた。

　地域プロジェクトは、二十六年度以降に入学した道教育大函館校全学生が履修する必修科目。三～十五人程度のグループを編成し、一年間にわたって道南地域が抱える課題の認識に努め、地域活性化につなげるための実践力の習得を目指している。

　今回、湯ノ里小を訪れた十一人の学生は、地域政策グループに在籍。コミュニティ・スクールを導入し、地域とのつながりも深い同校を拠点とし、多様な世代間の交流によって得られる効果と地域活性化策について研究を進めている。

　はじめに、体育館に集合し、児童と学生がドッジボールや大縄飛びで交流。教室に移動してからは、学生が児童にスマートフォンやタブレット端末などの正しい使い方をレクチャーするミニ講義を行った＝写真＝。

　学生たちは、「正しい操作を知らないと、個人情報が流出してしまう可能性もある」と注意した。その上で、「携帯電話などに頼らず、周りの友達と直接コミュニケーションをとるよう心がけてほしい」と呼びかけた。

　このあと学生は、町内会館に移動し、老人会が行うゲートボール大会に参加。放課後子ども教室の様子も参観するなど、幅広く町民との親交を深めた。

(学校 2016-03-16付)