北見藤女子高が東日本大震災追悼集会　被災地の早期復興願う　ボランティア結果報告など

（学校 2016-03-18付）

震災ボランティアに参加した１年生７人が報告

　【網走発】北見藤女子高校（大坪昌広校長）は十一日、同校体育館で東日本大震災追悼集会を挙行した＝写真＝。被災地ボランティアに参加した生徒七人の結果を報告したほか、地震が発生した午後二時四十六分に、教職員や在校生約二百人が黙とうを行い、震災で犠牲となった人々を悼み、一日も早い復興を祈った。

　ボランティア報告は、一月に被災地を訪れた一年生七人が震災ボランティアに参加して感じたことを報告するもので、ことしで三年目。参加した生徒からは、「実際の現地は予想以上にからっぽだった。現地の状況を多くの人に伝えたい」など、被災地の復興が進んでいないことを伝えた。

　地震が発生した午後二時四十六分には、生徒、教職員全員で震災によって犠牲になった方々に黙とうした。　

　最後に大坪校長は「報告会で知った被災地の現状を家族や友人に伝えてほしい。忘れないでいる心が復興の第一歩」と強調した。その上で、「できることの一つに祈りがある。“震災を忘れない”“被災者を忘れない”ということを胸に、何ができるのか一人ひとりが考えて行動してほしい」と呼びかけた。

(学校 2016-03-18付)