札幌市立中学校が一斉に卒業式　１４８４７人が巣立つ

（学校 2016-03-16付）

卒業証書を受け取り、晴れやかな表情を浮かべた

　札幌市立中学校は十五日、一斉に卒業式を挙行した。一万四千八百四十七人が思い出の詰まった学舎を旅立っていった。このうち、中島中学校（猪股徹校長）では、卒業生七十五人が猪股校長から卒業証書を受け取った。

　猪股校長は、卒業生が旧校舎やプレハブ校舎、新校舎と過ごした三年間の学校生活にふれ、「学び、培ったことや知り合った友は皆さんにとってかけがえのない宝であり、生涯の財産。本校の卒業生であることを誇りに、豊かな人生を築いてほしい」と呼びかけた。

　送辞を述べた生徒会長の北村碧唯さん（二年）は「合唱コンクールや学校祭、委員会活動や部活動などに取り組む姿勢は私たちの目標であり、頼もしい先輩だった。皆さんからいただいた“幸せ”を、つぎの世代につなげていきたい」と話した。

　卒業生を代表して答辞に立った髙橋菜々香さんは「この三年間、毎日の勉強や活動を通して、多くのことを学び成長することができた。在校生はこれからも中島中の顔として、良い伝統を受け継ぎ、育ててほしい」と呼びかけるとともに、教職員や保護者に謝辞を述べた。

　また、「仲間とともに学び合い、成長し合えたかけがえのない時間を心の糧に、これからくる困難や荒波に立ち向かっていきたい」と決意を述べた。

　このあと、在校生と卒業生が合唱を披露し合ったほか、全員で合唱した。

(学校 2016-03-16付)