清水町教委の教育行政執行方針―伊藤教育長説明　幼保小中連携の連続性踏まえた教育を　表情豊かな子の育成推進

（市町村 2016-03-23付）

清水町教委・伊藤登教育長

　【帯広発】清水町教委の伊藤登教育長＝写真＝は八日、町議会第一回定例会で教育行政執行方針を説明した。幼保小中の連携については、滑らかな接続ができるよう、保育活動と教育活動の連続性を踏まえた教育の工夫、改善を進めていく。また、同町の実践指標「しみず〝教育の四季〟」の取組を引き続き推進し、家庭・学校・地域が一体となって感性あふれ、表情豊かな子どもの育成に努めていく方針を示した。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▼学校教育の推進

　確かな学力、豊かな心、健やかな体を育むため、バランスのとれた教育を進めていく。本町を愛し、優しさと勇気を持ち、地域の発展に貢献できる子どもを育てるため、学校における全ての「教育力」を結集し、「学校力」を高め、子ども一人ひとりが意欲的に学びあい、可能性を伸ばす教育を推進していく。

　また、小学校低学年からの外国語活動として今後も、英語指導助手と英語活動講師を活用し、実施していく。

▽確かな学力の育成

　分かりやすい授業を展開するために、教職員の授業力の向上に向けて校内外の研修体制の充実や指導方法の工夫改善に努めていく。

　また、学ぶ意欲を高め、学習習慣を身に付け、思考力・判断力・表現力など「社会を生き抜く力」を育成するための学習活動の充実を図る。

▽学力向上支援プランの推進

　全国学力・学習状況調査などの調査結果で明らかになった成果や課題を踏まえ、学校での授業改善の取組などに生かしていく。また、学習習慣の定着や生活習慣の確立など家庭教育にかかわる面も多いことから、学校と家庭との連携に努める。

▽幼保小中の連携の推進

　幼児と児童との交流活動や教師など関係者の連携した取組によって、滑らかな接続を進めるよう、保育活動と教育活動の連続性を踏まえた教育の工夫、改善を推進していく。

▽しみず「教育の四季」の推進

　「しみず〝教育の四季〟」の取組を、教育の今日的課題を解決するための本町の特色ある活動として引き続き実践していく。

▼社会教育の充実

▽図書館の運営

　地域を支える情報の拠点として、町民の生涯学習の支えとなるように、また、町民の読書要求と学習意欲に応えられる資料を収集・提供していく。

　子どもたちの読書活動については、学校図書館との連携を深め、移動図書館など本に親しんでもらう環境づくりのため、図書館サービスの充実に努めていく。

(市町村 2016-03-23付)