北教組函館支部が年次大会開く　今後の活動へ意識共有　新年度の運動方針など決定

（関係団体 2016-03-31付）

今後の活動の明確化を図った

　【函館発】北教組函館支部(相澤弘司支部長)は二十五日、函館市中央図書館で二〇一六年度年次大会を開催した＝写真＝。「教え子を再び戦場に送らない」の決意のもと、組合全体で、二〇一六年度のスローガンおよび運動方針を決定。今後の活動の明確化を図った。

　冒頭、相澤支部長は「未来の子どもたちのための、未来づくりが必要」と強調。「このままの教育を続けていけば、個性のない、いいなりの子どもになってしまう」と述べ、子どもたちに対し、実態をとらえ、権利を尊重した教育実践・学校改革に努めると説明。「戦争関連法」や「原発再稼働」などの問題が山積する中、「子どもたちの明るい未来に向け、どうするべきかを考える必要がある」と訴えた。

　また、校内研修に関しては、「教職員間で主体的に研修を行い、必要に応じて、組合員内の共同研究者を配置するなどの体制づくりを進める」とし、外部指導の要請前に、自分たちで対応する学校づくりの意志を示した。

　続いて、北教組本部会計委員の南部貴昭氏が、今後の活動に対して、「若い組合員の協力・経験を通して、組織の強化が必要」と述べ、若手の成長の必要性を説明した。「子どもたちに対して、もっと自由な教育行政を目指す」とし、参加者の今後の対応に期待を寄せた。

　このあと、二〇一五年度の支部の経過報告に続いて、二〇一六年度の運動方針とスローガン、議案などについて審議し、満場一致で可決。組合全体で今後の取組に向け、意識を共有した。

(関係団体 2016-03-31付)