道教育大２８年度入学式　目的に向かって勉学を　蛇穴学長が新入学生に呼びかけ

（学校 2016-04-06付）

１３７７人が新たな門出を迎えた

　道教育大学（蛇穴治夫学長）は二日、札幌市内のニトリ文化ホールで二十八年度入学式を執り行った＝写真＝。蛇穴学長が式辞に立ち、新入学生一千三百七十七人に対して、「目的に向かって新たな勉学に励んでほしい。自信をもって社会に踏み出し、生き抜いていけるように、自分自身を鍛えることも大切」と呼びかけた。

　式では、蛇穴学長が本年度入学生一千三百七十七人（学部一千二百二十九人、大学院百二十八人、別科二十人）の入学を許可。

　続いて式辞に立ち、「新しい環境で、新しい仲間や教員との出会いが待っている。周りには、あなたを支えてくれる友人や教職員が必ずいる。心配しないで、目的に向かって新たな勉学に励んでほしい。自信をもって社会に踏み出し、生き抜いていけるように、自分自身を鍛えることも大切」と呼びかけた。

　また、「勉強することの意味」と「教える行為の起源」について、自身の経験も交えながら語った。

　さらに、「いろいろな活動に、積極的に参加しよう。充実した学生生活を送れることを祈念する」と述べた。

　来賓祝辞に立った道教委の柴田達夫教育長は、新入学生に対し、「いろいろな物事に主体的に向き合う」「様々な意見、多様性を理解して許容する」「他者と協働して成し遂げる」ことを求めるとともに、「常に継続的に学びに向かう力が必要」「優しさや思いやり、人間性が必要」と述べた。

　これらの激励に対し、新入学生代表が「勉学、研究に励み、社会性と創造性、知性を備え、今日の社会に貢献できる人間になるよう努力を重ねる」と力強く宣誓した。

　式では、在学生が英語ミュージカルやオーケストラ演奏などを披露し、新生活に臨む後輩を祝福した。

(学校 2016-04-06付)