【解説】第57回科学技術週間
(解説 2016-04-18付)

 きょう十八日から二十四日までの七日間は、二十八年度第五十七回科学技術週間。期間中、全国各地の科学館・博物館などで様々な催しが展開される。

 科学技術週間は、科学技術について広く一般国民の関心と理解を深め、わが国の科学技術の振興を図ることを目的として、昭和三十五年二月に制定された。毎年、四月十八日の「発明の日」を含む一週間を期間として設定。

 第五期科学技術基本計画(二十八~三十二年度)に示されているとおり、科学技術イノベーションを経済的、社会的に価値あるものとしていくためには、国として、広く国民各層に科学技術の様々な側面を踏まえた情報を発信し、説明責任の強化に努めるとともに、多様な関与者との対話や協働をさらに進め、政策の推進や成果の社会還元などを適切に図っていくことが重要である。

 最近では、次代を担う青少年の「科学技術離れ」や「理科離れ」も指摘されており、青少年の科学技術に親しむ機会を充実することも将来の日本にとって大切な意味をもっている。

 週間の標語は「きみの目は みらいをのぞく むしめがね」。作者は愛媛県宇和島市立蒋淵小学校三年生(決定当時)の清家ちひろさん。

 期間中、全国の関係機関・施設では、講演会やシンポジウム、見学会、展示会などのほか、発明相談、技術相談、試験研究機関などの一般公開、科学館・博物館等の特別公開などを開催。文部科学省は、東京と大阪で青少年向けイベント「科学技術週間サイエンスカフェ」を開くほか、政府広報、科学技術週間ホームページなど各種媒体や、科学技術の理解増進施策の一環として、週間に合わせて制作したポスター「一家に1枚」シリーズの配布などを通し、周知を図っていく。

(解説 2016-04-18付)

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