渡島局が管内教育長会議開く　教職員人事　検討の必要性強調　執行方針踏まえた学校運営を　辻局長が協力要請

（道・道教委 2016-04-20付）

学校教育の推進・充実に向けて

　【函館発】渡島教育局は十三日、渡島合同庁舎で二十八年度管内教育長会議を開催した。十一人が参加。席上、辻俊行局長＝写真＝は、道や市町の教育行政執行方針を踏まえた学校運営の重要性をあらためて示す一方、桧山管内を含めた校長採用・教職員人事に関する検討の必要性を強調。学校教育の推進・充実に向けて理解と協力を求めた。

　開会あいさつに立った辻局長は冒頭、今月一日付で就任したばかりの知内町教委と八雲町教委の二人の教育長に歓迎の意を表するとともに、各市町教委の人事異動や新設ポストの設置にふれながら、「フレッシュな一年間であることを願う」と、円滑な教育行政の推進、充実した教育活動の推進に期待した。

　引き続き、同日開催の二十八年度管内公立学校長会議に言及し、会議内容を一部改善し、会議の形態も一部変更したことを説明した。従前の会議で示してきた管内教育推進の重点等を本年度は示さない方針を強調。「道や市町の教育行政執行方針を踏まえた学校経営が重要」との考えを示した。

　また、本年度の会議には、幼稚園長の出席とともに、各市町教委の指導主事など指導系職員の参加を求めたことを説明した。

　会議の席上、出席者に向けて、①学校運営②学力向上③いじめへの対応④服務規律の徹底―の四項目について、より積極的に対応するよう求める方針を示した。

　校長採用・教職員人事にかかわっては、渡島および桧山管内が合同で行うことが可能かを検討していく考えを表明。今後、各教育長等と意見を交わしていく意向を示した。また、新教育委員会制度への移行に関して、総合教育会議の開催や教育大綱の作成、議事録や議事概要の公表、教職員との意見交換の実施などについても再点検を行うよう要請した。

　最後に、「教育局として、本年度も各市町教委と連携し、管内教育の充実に努めていく」と決意を述べ、理解と協力を求めた。

(道・道教委 2016-04-20付)