27年度学校給食実施状況―27年5月1日現在道教委まとめ 完全給食実施1749校 米飯は週平均3.1回提供
(道・道教委 2016-04-25付)

 道教委は、道内公立学校の二十七年度学校給食実施状況(二十七年五月一日現在)をまとめた。小学校、中学校、特別支援学校、夜間定時制高校の四校種一千八百七校のうち、完全給食(パンまたは米飯、ミルク、おかず)実施校は一千七百四十九校で、実施率は九六・八%。補食給食(ミルク、おかず等)・ミルク給食(ミルクのみ)を合わせると、一千七百九十四校で、九九・三%だった。完全給食実施校のうち、米飯給食実施校は一千七百二十四校、九八・六%で、週平均米飯給食実施回数は三・一回だった。

 校種別の実施状況をみると、小学校は、一千九十五校のうち、一千六十四校、九七・二%で完全給食を実施しており、補食給食・ミルク給食を合わせると一千九十校、九九・五%だった。

 中学校は、六百十四校のうち、五百九十三校、九六・六%で完全給食を実施し、補食給食・ミルク給食を合わせた実施校は六百九校、九九・二%。

 特別支援学校六十四校のうち、完全給食は六十校、九三・八%で、ミルク給食と合わせると六十一校、九五・三%で実施している。

 夜間定時制高校では、三十四校中三十二校、九四・一%で完全給食を実施し、補食給食を合わせると三十四校、一〇〇%だった。

 四校種の合計では、一千八百七校中一千七百四十九校、九六・八%で完全給食を実施。補食給食・ミルク給食を合わせると、一千七百九十四校、九九・三%。

 完全給食実施校のうち、米飯給食実施校は、小学校が九八・四%に当たる一千四十七校、中学校が九八・七%に当たる五百八十五校、特別支援学校と夜間定時制高校が全校。四校種合わせて一千七百二十四校、九八・六%で米飯給食を実施している。

 また、米飯給食の週平均実施回数は、小・中・特別支援学校が三・一回、夜間定時制高校が四・三回。四校種平均では三・一回となる。

 栄養教諭・学校栄養職員の配置状況は、小学校が百八十人(うち栄養教諭百二十三人)、中学校が六十六人(同四十三人)、共同調理場が二百四十八人(同二百二十人)、特別支援学校が五十人(同五十人)、市町村教委が十六人で、合計五百六十人(同四百三十六人)。

 調理員の配置状況は、小学校が六百六十八人、中学校が百九十六人、共同調理場が一千二百三十七人、特別支援学校が六十七人、夜間定時制高校が四十三人で、合わせて二千二百十一人が配置されている。

 完全給食実施校における学校給食費の状況をみると、一食当たりの平均単価は、小学校低学年が二百三十六円九十二銭、同中学年が二百三十八円五十二銭、同高学年が二百三十九円七十四銭。中学校の平均単価は二百八十七円三十一銭だった。

 二十六年度と比べると、小学校低学年で五十五銭、中学年で四十九銭、高学年で六十五銭の増。中学生は十五銭の減となっている。

 学校給食施設の設置状況をみると、単独調理場が四百五十四校で、内訳は公立小・中学校が三百七十五校、特別支援学校が四十七校、夜間定時制高校が三十二校。共同調理場は百九十六ヵ所となっている。

(道・道教委 2016-04-25付)

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