道教委が新任社教班主査・主事研修会 専門性・資質の向上へ 講義や演習などで研鑚積む(道・道教委 2016-04-22付)
初日に行われた合同研修
道教委は、札幌市内かでる2・7などを会場に、十九日から二十八年度新任社会教育指導班主査等研修会および新任社会教育主事研修会を開催した。新任社会教育指導班主査等研修会は四人が参加して二日間日程、新任社会教育主事研修会は六人が参加し三日間日程で行われ、二日目以降はネイパル砂川で研修を展開した。
初日、かでる2・7で行われた合同研修=写真=では、船木誠生涯学習課長が開会あいさつ。「近年指摘されている望ましい生活習慣の定着や、いじめの根絶など、本道教育をめぐる課題の解決のためには、社会全体が一体となって取り組むことが重要であることから、コミュニティ・スクールの導入などを促進しており、こうした取組を効果的に進めるため、学校と地域をつなぐ知見を有したコーディネーターの役割を担っている社会教育主事に対する期待はますます大きくなってきている」と指摘した。
「皆さんには、現代的課題に対応した事業などの企画・立案や各種関係団体などへの指導・助言はもとより、地域の実態や特性を見極め、人と人とを有機的につなげる役割を担っていただくなどして、皆さんの地域や施設がより一層力強く前進するよう、様々な取組の原動力として活躍していただきたい」と呼びかけた。
最後に、「この機会に業務に必要な資質を高めるとともに、積極的に情報交換を行うなど、有意義な研修機会にしていただきたい」と述べ、研修の成果に機会を寄せた。
研修に移り、生涯学習課社会教育・読書推進グループの松井晃之主幹が「社会教育行政の意義と社会教育主事の役割」と題し講義。続いて、「公務員倫理と服務規律」「情報システムの利用」について講義を受けたほか、MIW工房主幸・コミュニケーションナビゲーターの姉帯美和子氏を講師に、コミュニケーションスキルを高める演習などを行った。
二日目は、会場をネイパル砂川に移動。午前中は、生涯学習課ネイパル砂川グループの小野田年克社会教育主幹が「社会教育関係法令・答申」について講義、笑華尊塾代表の塩谷隆治氏を講師に招き、ストレスマネジメントについて理解を深めた。
午後からは、生涯学習課生涯学習推進・施設グループの中田和彦主幹が「生涯学習振興・社会教育施策の推進」をテーマに講義したほか、社会教育指導班主査と社会教育主事に分かれ演習、討議などを行った。
新任社会教育主事研修の三日目は、演習「専門的教育職員としての指導・助言の在り方」、事例研究「事業の企画・立案と運営の実際」を実施。最後に船木生涯学習課長が講話し、社会教育主事の今後の取組に期待した。
(道・道教委 2016-04-22付)
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