道都大学が２９年４月に名称変更　「星槎道都大学」に　〝地域共生型大学〟構築へ

（学校 2016-05-16付）

社会の中核を担う人材育成に向け、一層の教育内容充実が期待される

　北広島市にキャンパスを置く道都大学（山本一彦学長）は、二十九年四月から名称を現在の「道都大学」から、「星槎道都大学」に変更することを決めた。山本学長は、名称変更を機に、「地域社会に学び地域社会とともに成長する〝地域共生型大学〟を構築し、社会の中核を担える人材育成に取り組んでいきたい」と抱負を述べている。

　社会福祉学部社会福祉学科、美術学部デザイン学科および建築学科、経営学部経営学科の三学部四学科を設置する同大学は、二十五年二月に、保育所、幼稚園から中学、高校、大学、大学院を全国に展開する星槎グループの学校法人国際学園と「連携合意書」を交わし、相互の協力関係のもと、取得可能資格の拡大をはじめ、教育内容の充実など様々な活動に取り組んできた。

　そうした中、「連携合意書」に基づく活動が当初より幅広く、内容の充実が図られてきたことから、「合意書」の内容をより包括的にすることが適切との合意のもと、昨年十二月には、国際学園と新たに「包括連携協定」を締結するとともに、星槎グループの一員となった。ことし四月からは法人名を「北海道星槎学園」とし、大学名についても、二十九年四月一日をもって、「星槎道都大学」へ変更することとなった。

　山本学長は「今後は、地域社会に学び地域社会とともに成長する〝地域共生型大学〟を構築し、社会の中核を担える人材育成に取り組んでいきたい。名称変更に伴う学部・学科や教育内容の変更は一切なく、むしろ、星槎グループの幅広い協力のもとで教育サービスの一層の充実と経営基盤の強化が図られることとなる。名称変更を機に、学生に対して、より良い教育環境を提供するため、教職員一同、教育研究や社会貢献活動等に、今まで以上に情熱をもって取り組んでいきたい」と話している。

(学校 2016-05-16付)