札幌市厚別中がアスリート派遣事業活用　スポーツの素晴らしさ感じて　専門講師が走り幅跳び指導

（学校 2016-05-19付）

競技のポイントや楽しさを学んだ

　札幌市立厚別中学校（山岸徹校長）は十日、アスリート派遣事業を活用した体育授業を実施した。一年生百七十人が参加。専門の講師から走り幅跳びについて指導を受け、競技のポイントや楽しさを学んだ＝写真＝。

　一般社団法人Ａ―ｂａｎｋ北海道は学校の体育授業などでアスリート派遣事業を実施。同校では、専門家から指導を受けることで、スポーツに親しみ、その素晴らしさを感じて興味をもってもらおうと、派遣事業に応募した。

　今回は、走り幅跳びの授業を実施。講師は、実業団の百㍍走選手として活躍していた仁井有介氏が務めた。

　仁井氏は、走り幅跳びのポイントとして、「助走」「踏み切り」「空中の姿勢」「着地」の四ポイントを提示。今回は助走と踏み切りについて指導を行った。

　ウオーミングアップでは、スキップを導入。体を大きく動かすほか、真っすぐな姿勢で腕をしっかり使うよう呼びかけた。

　仁井氏は、走り幅跳びの助走について、「最大スピードで踏み切ることができるようスタートの位置を調整してほしい」と説明したほか、ウオーミングアップで行ったスキップの要領で、踏み切って跳ぶよう呼びかけた。

　生徒は、仁井氏のアドバイスを受けながら、実践したほか、生徒同士で踏み切りの位置を確認していた。

　柴田孝子教諭は「専門の先生が手本を見せるなど、指導に当たることは、生徒にとって貴重な機会となる。生徒たちが笑顔で授業を受けているのが印象的だった」と話していた。

　また、十六日と十八日にもクラスごとで授業を実施し、仁井氏から「空中の姿勢」「着地」についても指導を受けた。

(学校 2016-05-19付)