道都大と札幌平岸高が連携協定　高大連携で魅力ある教育を　道都大が出張授業等を実施

（学校 2016-05-23付）

調印書を手に山本学長（写真右）と林校長

　道都大学（山本一彦学長）と札幌平岸高校（林恵子校長）は十六日、札幌平岸高校で高大連携協定調印式を執り行った＝写真＝。今後、道都大の教員が札幌平岸高の美術部の生徒に対し、専門的な指導を行うほか、出張授業等を実施。交流・連携を通じて、より一層魅力ある高校教育および大学教育の実現を目指す。

　これまで同校生徒が同大を見学したり、同大の学生が教育実習で同校を訪れたりするなど、高大連携の取組を進めているが、今回から一層の連携を深めるため、協定調印式を実施した。

　調印に先がけて、すでに週二回程度、道都大の教員が美術部の指導を実施。今後は、道都大の教員が出張授業を行うほか、そのアシスタントとして学生を派遣する。また、進路指導にかかる講話や、教職員同士で教育・研究に関する情報交換なども予定している。

　調印式では、山本学長と林校長が協定書に調印。山本学長は「年代の違った生徒を指導することで教員の力量アップにつながる」と述べたほか、学生がかかわることで成長にもつながると、その効果を期待していた。

　林校長は「主に美術部の生徒に対し、専門的な指導をいただける。放課後の部活動などの時間を中心に指導いただき、力を伸ばしていきたい」と話していた。

(学校 2016-05-23付)