義援金送り早期復興願う　熊本地震発生受けて標津高　生徒会が自主的な活動展開

（学校 2016-05-25付）

千葉生徒会長など３人が担当者に義援金を手渡した

　【根室発】標津高校（中西勝範校長）は十一日、標津町共同募金委員会に熊本地震の被災者支援に向けて集めた義援金を寄付した。同校では、「生徒の温かい気持ちがこもった義援金で、熊本地方の少しでも早い復興を」と願っている。

　四月中旬の震災直後、生徒たちは、「自分たちでできることをすぐに」という思いから、義援金の募金活動を始めることとした。

　活動は、四月二十五日の放課後からスタート。生徒会の生徒が熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」のイラストが入った手づくりの義援金箱を手に学校の玄関に立ち、多くの生徒と教職員から義援金が寄せられた。

　募金活動を終え、この日は生徒会長の千葉秀一君ら生徒三人が、町内の保健福祉センター内にある共同募金委員会を訪問。千葉君は「熊本で困っている多くの人へ早く役に立ててほしい」と言葉を添え、委員会の担当者に義援金を手渡した＝写真＝。

　同校では、「日本の東の端から遠い西の国へ、生徒の温かい気持ちがこもった義援金で熊本地方の少しでも早い復興を祈っている」と話している。

(学校 2016-05-25付)