北見市小泉中で測量体験学習 測る仕事に興味津々 機器操作し陸上用の基準点計測(学校 2016-05-26付)
地元測量会社のドボク管理が企画
【網走発】北見市立小泉中学校(高橋善治校長)で二十三日、測量体験学習が行われた。地元測量会社の㈱ドボク管理(北見、加藤和雄社長)が企画したもので、二年生の技術科授業として行った。生徒たちは、測量機器を見たり、実際に操作したりして、測量という仕事に対し興味・関心を高めていた。
この取組は、人手不足が深刻化している建設業界に対し、若いうちから興味をもってもらうことを目的に今回、初めて実施。同社本社と小泉中が隣接していることもあり、加藤社長から実施を申し出たところ、高橋校長が快諾して実現した。高橋校長は「いろいろな仕事があることを学ぶなど、キャリア教育につなげていきたい」と話している。
当日は、同校グラウンドに生徒と社員十五人が集合。はじめに高橋校長が「普段、触れることのできない測量機器に触れ、測量について学ぶ大事な時間にしてほしい」とあいさつ。続いて、加藤義玄副社長があいさつし、測量が生活と密接に関係していることを説明した上で、そのことを体験的に学ぶよう期待を寄せた。
今回の学習内容は、「体験学習で終わらせず、そのあとも実際に使えるものを」ということで、来週に控えた運動会で使うトラックと百㍍走のラインを引くための基準点を打つことにした。
生徒たちは三つの班に分かれて、社員の指導のもと、トータルステーションを使い測量に挑戦=写真=。測量機器のメカニズムを学びながら、実際にレンズを覗き込み、「あと三㌢㍍右に」などと無線で指示を出すなど、生徒たちは楽しそうに取り組んでいた。
このほか、ドローンや測量機器の展示、スカイキャッチャーを使って空から生徒全員の記念撮影も行った。最後に生徒を代表して櫻庭颯君が「普段できない経験をさせていただき、ありがとうございました」とお礼の言葉を。生徒たちは、測量という仕事の大切さと面白さを体験したようだった。
(学校 2016-05-26付)
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