実践的指導力の向上図る 初任研2年次「共通研修」―札幌市教委
(市町村 2016-05-30付)

市教委2年次共通研修
200人が参加し、講義・演習に臨んだ

 札幌市教委は二十日、市内ちえりあで二十八年度初任段階研修二年次「共通研修」一日目を開催した=写真=。約二百人が参加。学習指導や学級経営について講義・演習を行うなど、実践的指導力の向上を図った。

 同研修は、在職期間が一年経過した教員に対し、一人ひとりの課題を踏まえた研修等を行い、実践的な指導力の向上を図ることを目的としている。本年度からスタートしたもので、約二百人が参加した。

 開講式では、加世田一憲研修担当課研修担当係長が紺野宏子研修担当課長のあいさつを代読。「教職の不安や悩みを解決するには教員として謙虚に前向きに学び続けることが重要」と話し、教師の学ぶ場として学校と研修を挙げた。

 特に、授業参観や授業公開は、具体的な指導方法を高める機会となるほか、人とのネットワークを広げることから意欲的に研修に取り組むよう求め、「それぞれのテーマを徹底的に追究するなど、今自分のできることに全力を尽くしてほしい」と呼びかけた。

 オリエンテーションでは、研修担当課の岩渕浩憲研修担当係長が研修概要を説明。校内外の研修などのスケジュールを示したほか、グループ交流を行った。

 このあと、校種別のグループに分かれて講義・演習を実施。学習指導や学級経営、子ども理解・生徒指導について意見を交換し、実践的な指導力の向上を図った。

(市町村 2016-05-30付)

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