十勝女性校長・教頭会が研修会　経営能力向上目指して　十勝局・沼田義務教育指導監が講話

（関係団体 2016-06-23付）

学校経営の在り方や具体的な方策について理解を深めた

　【帯広発】十勝管内女性校長・教頭会（宝輪祐子会長）は十八日、帯広市内のとかちプラザで二十八年度研修会を実施した＝写真＝。十一人が参加。十勝教育局の沼田拓己義務教育指導監が「学校を観る眼、組織を動かす芽」と題して講話。このほか、研究協議を行い、学校経営の在り方や具体的な方策などについて理解を深めた。

　冒頭、宝輪会長があいさつ。同会のこれまでの取組を振り返った上で、「今後も職能の向上、学校経営能力の向上を目指して、研修活動を中心に会を進めていきたい」と呼びかけた。

　続いて、十勝教育局の沼田義務教育指導監が「学校を観る眼、組織を動かす芽」と題して講話した。

　はじめに、目指すべき学校経営として、「芯の通った学校経営」「元気のでる学校経営」の二点を提示。その上で、十勝の学校経営の課題についてふれ、「“どんな現状なのか”“どこに課題があるのか”“対象は誰なのか”など、自校の課題を細かく分析して、課題の本質的な部分を把握しながら、全教職員で課題に対する危機意識を共有することが大切」と指摘した。

また、「子どもの伸びしろや指導の成果の手ごたえを共有するために、具体的な数値目標を各学校で設定し、検証していくことが重要」などと述べ、具体的な学校経営の在り方について説明した。

　講話後、研究協議を行い、清水町立御影中学校の宗形真恵教頭が「危機管理の重要性について」をテーマに提言発表した。

(関係団体 2016-06-23付)