効果的活用へ留意点確認　札幌市教委がＡＬＴ配置説明会

（市町村 2016-06-24付）

各校の教頭などが参加

　札幌市教委は十七日、市内ちえりあで二十八年度外国語指導助手（ＡＬＴ）小学校配置説明会を開催した＝写真＝。各校の教頭などが参加。ＡＬＴの効果的な活用に向け、配置概要や留意事項を説明した。

　はじめに、紺野宏子研修担当課長があいさつ。ＡＬＴを予定どおり配置できなかったことを詫びたほか、英語教育にかかわる国の動向にふれ、「本市の外国語教育や国際理解教育を促進する人材であるＡＬＴを有効に活用してほしい」と呼びかけた。

　続いて、加世田一憲研修担当係長が民間業務委託先の変更について説明。本年度に契約した業務委託先が、期日になってもＡＬＴを確保できなかったことから契約を解除し、新たに㈱インタラック北日本と契約を締結したことなど経緯を説明した。

　また、七月一日からの配置に向けて準備を進めるなど年間の計画についても紹介した。

　このあと、委託業者であるインタラック北日本の担当者が外国語指導助手配置にかかる留意事項について説明。提出するスケジュールおよびレッスンプランについてクラス単位・学年単位ではなく、学校単位での提出等を依頼した。

　また、連絡方法やレッスンプランなどを紹介したほか、「英語を使ってコミュニケーションしようとする必然性の提供」「ＡＬＴの働きかけが異文化体験そのものになる」など、ＡＬＴの特性も説明した。

　なお、この日は二十八年度外国語指導助手（ＡＬＴ）中学校・高校等配置説明会も開催した。

(市町村 2016-06-24付)