秋元市長を表敬訪問　米国・グラント高生が来札

（市町村 2016-06-28付）

秋元市長は「いろいろな経験をして、楽しい時間を過ごして」と呼びかけた

　米国オレゴン州ポートランド市のグラント高校訪問団が二十一日、市役所を表敬訪問した＝写真＝。秋元克広市長は「札幌でいろいろな経験をして、楽しい時間を過ごしてほしい」と呼びかけた。

　札幌市とポートランド市は姉妹都市で、二十四年度からグラント高校訪問団が札幌を訪問し、研修を行っている。また、札幌市立高校生も二十六年三月からポートランド市に訪問団を派遣。ことし三月も十六人がポートランド市で研修を行った。

　今回は、十八日から七月十七日までグラント高の生徒五人が、市立高校生の家庭にホームステイし、高校の授業を受ける。また、特別支援学校や児童会館、観光施設なども回る予定となっている。

　表敬訪問では、札幌市立高校・特別支援学校長会国際教育推進委員会の梅原宏之氏（札幌藻岩高校長）が、取組の経緯を説明したほか、「この取組は札幌市や札幌国際プラザのおかげで続けることができる。今後も支援・協力をお願いしたい」と呼びかけた。

　続いて、グラント高のダニール・ローレン・理恵さんが「研修では自立というゴールに向けて、謙遜・礼儀・我慢の三つのテーマを設定した。一ヵ月間札幌で頑張っていきたい」と話した。

　ほかの高校生も一人ずつ意気込みを語り、ポートランド市からのお土産として、絵画を秋元市長に贈呈した。

　また、秋元市長はグラント高の生徒に向け、札幌市のバッジなどを贈呈。日本に関心をもったきっかけなどを質問したほか、「一ヵ月という期間の中、札幌でいろいろな経験をして、楽しい時間を過ごしてほしい」と呼びかけた。

(市町村 2016-06-28付)