網走市教委の新規事業「あばしり寺子屋」　個別指導でやる気引き出す　小１～３対象、月１回土曜日に

（市町村 2016-07-01付）

学習の習慣付けや基礎学力の定着を図り、学力向上を目指す

　【網走発】やる気・学力アップ！―網走市教委の新規事業「あばしり寺子屋」が、市内のオホーツク・文化交流センターを会場に六月上旬からスタートした。市内の小学一～三年生を対象に、十月を除く十一月まで月一回、土曜日の午前中に開催。参加した子どもたちは、東京農業大学の学生などのサポートのもと、用意された学習プリントや持参した問題集などに取り組んでいた＝写真＝。

◆東京農大生が学習サポート

　市内の小学校に通う児童が学習支援を受ける環境を整備し、「分かる喜びやできる喜び」を体得する中で、学習の習慣付けや基礎学力の定着を図り、児童の学力向上に資することが目的。学習サポート事業の一環として、本年度初めて実施するもので参加無料。

　内容は、市学力向上推進委員会が作成した学年別の国語・算数のプリントやマス計算チャレンジ、持参した教科書や問題集をもとに個別指導を行う。

　六月から十一月までの毎月一回、土曜日に行う。実施時間は、午前十時から正午までだが、終了時間は子どもたち自身で決められる。

　講師は、東京農大生物産業学部の教職課程を専攻する学生と、市内小・中学校の校長や教頭などで組織する市学力向上推進委員会のメンバーが務める。

　初回は、小学校五校から児童二十人が参加。子どもたちは、用意されたプリントや持参した問題集に取り組み、分からないところがあると、サポートに入った大学生に質問。学習支援に当たった大学生は、笑顔で分かりやすく説明していた。

　今後の開催日程はつぎのとおり。

▽７月２３日▽８月６日▽９月１０日▽１１月５日

(市町村 2016-07-01付)