札幌市幼児教育センターが研修会 実践力向上目指し研鑚 公開保育、グループ協議など(市町村 2016-07-04付)
園長や教諭など100人が参加
札幌市幼児教育センターは六月二十二日、市内のちえりあなどで二十八年度研究実践園研修Ⅰを開催した=写真=。市立幼稚園の園長や教諭など約百人が参加。研修や協議を通して、教員としての専門性の向上を図った。
研修テーマは、「質の高い幼児期の学校教育の実践の在り方について理解を深め、保育実践力を高める」。午前中は、札幌市立きくすいもとまち幼稚園で公開保育を行ったほか、「遊びを通して、子どもの育ちや学びをどのように促すか」「環境の構成、教師の援助はいかにあるべきか」「家庭や地域社会と連携を図り、幼児期の学校教育の大切さを伝えていくためにはどのような取組が必要か」を視点に協議を行った。
午後からは全体研修を実施。きくすいもとまち幼の研究について担当者が説明したほか、グループ協議を実施。「保育(遊び)の充実を図るために、保育の振り返りと計画について考える」「幼児期の学校教育の大切さを保護者(地域)にどのように伝えているか」を柱に意見を交換した。
同センターの松井泰子幼児教育企画・研修担当係長は、グループ協議の内容から、「仲間とともに振り返り、協力しながらより良い保育を目指すことが大事」「自分たちが取り組んだことを、保護者に理解してもらえるよう受信する側の気持ちを考えて発信する必要がある」などとまとめた。
(市町村 2016-07-04付)
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